2017年12月27日水曜日

冬休みの日本語教室

地球っ子わくわく広場
冬休みの日本語教室@別府インターナショナルプラザ

1月4日(木) 13:30-15:00
1月6日(土) 10:00-11:30

対象:小学校高学年~中学生
内容:学校からの宿題サポート

お手伝いできる方も募集しております。
ご連絡お待ちしています。

立山 mkidsiroha@gmail.com

2017年12月11日月曜日

子どもの日本語教育研究会 第2回

12月10日、子どもの日本語教育研究会が東北大学で開催されました。ここ2年の別府市での取り組みを発表するために、「日本語指導が必要な児童生徒の支援のあり方」のプロジェクトメンバーと一緒に参加してきました。

https://www.kodomo-no-nihongo.com/

午前のポスター発表、午後のパネルディスカッション合わせて200名以上の参加があったそうで、東北にいるということを忘れるくらい熱い1日になりました。全国各地からの参加があり、一言に「子どもの日本語」と言っても、その地域の背景によって、様々な関わり方、アプローチがあるということを、改めて実感しました。

そして印象に残ったのは午後のパネルセッション「外国につながる子どもと家族が地域で生きること」のパネラーの方々の実体験に基づいたお話でした。分科会では「母語継承の意義」に関するディスカッションに参加したのですが、自分の中では「母語=アイデンティティ、母語は大切」という鉄則が知識としてはあったのですが、それを現実の世界で実現させるには、生半可な気持ちや努力ではできないのだということを、その渦中にいる方々とのディスカッションの中で、痛感しました。

実際、別府市で出会ってきた国際結婚での来日家族、再婚で子どもたちが実父でない日本人の場合、積極的に母語を捨てようとする(させる)お母さんたちに何人か出会ってきました。こちらが母語継承の意義を伝えたところで、聞き入れてもらえる感じがしない場合が多く・・・大人の事情があるにせよ、やはり、子ども自身のアイデンティティー形成や理論的思考能力、それはその子の一生を左右する大事だと思うのです・・・諦めずに伝えていかなければと思いました。

改めて、研究会での様々な生の出会いで、大切なことを確認できたように思います。「子どもの日本語」というのは、学術的なアプローチの他に様々なことが絡み合っていること。肝に銘じてこれからも活動していきたいです。

2017年12月1日金曜日

大分地震復興のためのチャリティーコンサート

South Pacificの方々による、チャリティーコンサートがありました。ソロモン出身のMちゃんと一緒に行ってきました。

South Pacificといっても、サモア、トンガ、フィジー、ソロモン、トケラウ・・・様々な国から来た人たちによる、熱い熱いコンサートでした。伝統的なダンスあり、日本の名曲もあり・・・"上を向いて歩こう" "1000 Reasons" "Hallerujah" 沁みました。

ソロモンの高校に通っていて、一時帰国中のMちゃん。彼女からもらったチャリティーコンサートのお誘い。相手のことを思いやれるあたたかい子です。ソロモンと日本でいろいろな人たちに出会って、益々素敵な女の子になっていってほしいです。





2017年11月25日土曜日

特別嬉しいわくわく

今日のわくわく、私にとっては特別嬉しいことが詰まったわくわくでした!まず、小6のEちゃんが、スライム作りの先生をしてくれて、今日までEちゃんは、材料の量や、説明の仕方など、準備をがんばってくれました。人一倍シャイなEちゃんが、先生役をしてくれるなんて・・・本番、大きな声で説明するとかではなかったですが、こどもたちひとりひとりに巡回して、作り方のコツを教えてまわってくれました。

そして、これまでずっと子どもたちだけでの参加だったMくん&Sちゃん。今日はパパも一緒でした!出欠をとるのをお手伝いしてくれ、タジキスタンのありがとうの挨拶の仕方など、ちょっとしたタジク語講座をしてくれました♪ それを見るMちゃん、Sちゃんの嬉しそうな顔・・・

そして折り紙先生ゆみこ先生の「トントン相撲」タイム、小さい子たちをとりこにし、夢中で遊んでいました。さすがゆみこ先生♪


最後の読み聞かせ、『ちびゴリラのちびちび』で、Mちゃんにお誕生日おめでとうコール♪ そして、大分大のMちゃんに、教員採用試験合格おめでとうのサプライズ色紙をプレゼント♪ 来春、Mちゃんが大分のどこかの小学校の教壇に立つ日・・・楽しみです!!これまで地球っ子たちをそばで見てきたMちゃん、きっと将来出会う外国にルーツを持つ子たちへの視線もあたたかいこと間違いないでしょう♡

そして、Mくんが読み聞かせにチャレンジしてくれました!まだ来日して1年しか経たないというのに、こうして子どもたちみんなの前で堂々と読み聞かせできるMくん、すごいと思います!


ところで、スライム。風船のように膨らませたり、なんと、びよーーーんと伸ばして、ビンボーダンス(?)を始めた子どもたち!思いもよらぬ遊び方で、こどもたちの想像力のおっきさを再認識したのでした!







2017年11月21日火曜日

大分大学福祉フォーラム

 多文化共生に関する大分県内のイベントのお知らせです。

1125() @ホルトホール
大分大学福祉フォーラム
「子どもの生きづらさに寄り添う地域社会をつくる」

その中で、「地域」「福祉」の領域で外国人生徒の生きづらさに関する発表もあるそうです。子どもたちの声なき声に輪郭ができるような会になるのではと思います。


2017年11月6日月曜日

進路ガイダンス

9月に予定されていた進路ガイダンスでしたが、台風のため、11月19日(日)に変更になりました。大分では、外国からの生徒向けの進路ガイダンスはここのみで、年に1度しかありません。

子どもたちのご両親はもちろん、先生方や支援に入っている関係者の皆様も是非お越しください。

※会場がホルトホールではなく、別府の野口ふれいあいセンターになったのでお間違えないく。

おにぎりアクション

今週のわくわくは、「おにぎりアクション」!APUの学生さんたちの企画で、おにぎりと撮った写真でアフリカの子どもたちに給食が届けられるというプロジェクトに参加することになりました。

たくさんの方のお越しをお待ちしております!

2017年10月19日木曜日

わくわくのハロウィンパーティー!

今週のわくわく広場のテーマは、ハロウィンパーティー!APUの日本語を教えるサークル、じゃぽんさんたちが、楽しいゲームをたくさん企画してくれました!

・ハロウィンジグソーパズル
・おばけはだれだ?
・ミイラに変身!
・ハロウィン福笑い
・宝探し

シーツをかぶったかわいいおばけちゃんたちを当てっこしたり、トイレットペーパーでミイラ変身対決をしたり。最後は宝探しで、おやつを見つけて、楽しい&おいしいハロウィンパーティーになりました♪

ハロウィン本場・・・アメリカ、イギリス出身の子たちが3人来てくれ、その子たちにとっては、おなじみの、懐かしいイベントになったのかなと思います。Eちゃんのミイラ作りは手慣れたもので!?完璧な仕上がりでした!(笑)

企画はAPUの学生さんでしたが、大分大、別府大の学生さんも来てくれ、計6名の大学生の方たちのサポートもあって、シャイで輪に入れない子たちも孤立させずに過ごせました。感謝です!!



わくわく広場10月11月のスケジュール

わくわく広場:10月7日、21日、11月11日、25日13:30~です♪


2017年10月5日木曜日

わくわく広場の運動会!

Hello!!
We are holding the World Children ‘s Sports Event on Saturday 7 October from 1:30 pm at Beppu International Plaza!!
Children and parents are welcome to join!!
Volunteers are also welcome!!
みなさーーん!
今週土曜日、10月7日13時半より、別府インターナショナルプラザにて、地球っ子わくわく運動会を開催します!
大人も子供もスポーツの秋を満喫しましょう❣️❣️
来てくださーい!^ - ^!
あ!今回はお弁当はいりませーん!
お昼を済ませて来て下さいね^ - ^
自動代替テキストはありません。

2017年9月27日水曜日

選択肢

Tくんの中学で、もうすぐ弁論大会があります。Tくんを交えて、国語の先生と話をしました。先生としては、言いたいことを弁論してほしいので、母語でも、日本語でも構わないと。Tくんの答えは躊躇なく、「日本語でやりたいです」。Tくんならきっとそう答えると思っていました。

ゼロから日本語で書きたいというTくんでしたが、色々話し合って、まずは伝えたいことをブレーンストーミングして、英語でいいからとにかくしっかり内容重視で書いてみて、と。2日後、原稿を持ってきてくれたTくん。「選択肢」についてTくんの経験を踏まえての思いのこもった原稿でした。来日して、家にいるときは、ひとりネットの世界に逃げていた頃のこと、そんな自分をいやだと思ったこと、自分には、世界には、たくさんの選択肢があるということ、新しい扉を自分でたたくという選択肢を選んだこと、新しい趣味や、勉強に真剣に取り組み始めるようになって、日々が変わったこと、夜寝るときに感じる充足感のこと、朝目覚めるときの気持ちのこと、そして、クラスのみんなにも色々な選択肢があって、新しい扉をたたいてみてほしいということ・・・

Tくんは、自分の経験から出る主張を、立派に書きあげていました。「変な日本語で人前で話すのはいやだ」と言うTくん。きっとTくんのことだから、たくさん練習して、ユーモアを交えながら、堂々とスピーチしてくれるでしょう! I am very proud of you!

2017年9月20日水曜日

楽しかった

今日は、Eちゃんの学校へ行く日。1時間は日本語指導員として初期日本語指導を、1時間はいろはのボランティアとして算数の授業の通訳兼補助。

もうすぐ初級文型の学習も終わりそうなので、今学期は「書く」ことをメインに。まず、合同ジュニア新聞の職業体験の記事でうみたまごの獣医さんのところを読みました。動物が大好きなEちゃんの将来の夢は獣医さん。「15歳のわたし、20歳のわたし、30歳のわたし」がどこでどんなことをしているか、未来予想作文を書きました。Eちゃん、書きたいことは頭にたくさんある様子。それを文章にするのはとても大変な作業だけれど、一生懸命書いていました。今日は20歳のわたしの途中まで。20歳のEちゃんは、きっと勉強に忙しいだろうから、アルバイトはしていないんだそうです(笑)専門学校ではなくて、大学に行きたいようです。アメリカに行きたい大学があるようですが、大統領が好きではないんだそうです(笑)さてさて・・・30歳のわたし、どんなストーリーを書いてくれるでしょうか。

算数の時間。今日は拡大図、縮図。ノートをとるのに時間がかかり、授業に乗り遅れがちなEちゃん。先生の話を部分的にしか聞き取れなくても、ポイント部分だけは押さえるように、キーワードを繰り返し説明。キーワードの漢字の書き取りは宿題。

最後にテストがありました。結果、100点!よくがんばったね、と言うと、「今日、めっちゃ楽しかった・・・先生、ありがとう!」と満面の笑みで言ってくれました。改めて、100点とれるって、すごい自信になるんだろうなと思いました。そして「わかる」ことが「めっちゃ楽しい」ということ。「わかる」が毎日いっぱいになるように、私にできることは、ただただ日本語の力がつくようお手伝いすること。一緒に色々考えながら、がんばろう!Eちゃん、来年は中学生。それまでに初級文型をしっかり使いこなせるよう、そして漢字440字まであと少しだよ、がんばろう!

2017年9月16日土曜日

読書の秋、折り紙の秋!

今回のわくわくは、読書の秋、折り紙の秋!折り紙先生、ゆみこさんに来ていただきました。普段は中学校で支援員をしておられるゆみこ先生が、たくさん楽しい折り紙遊びを紹介してくれました。

「へそ紙飛行機」「紙鉄砲」「パクパクカラス」「ぴょんカエル」「トントン相撲」

紙鉄砲は、成功するとスカッ!といい音♪
へそ紙飛行機はとてもよく飛んで、男の子たちのハートをキャッチ!
うごく折り紙、パクパクカラスにハマった女の子たちは大小さまざまなかわいいカラスを作っていました。
個人的には、コップに入れるのを目標にぴょんカエルに燃えました!

そして、いっぱい制作したあとは、子どもたちが折り紙屋さんをはじめて。折り紙の世界は、子どもたちの想像力をぐんと掻き立てるんだなと魅力再発見でした!



2017年9月6日水曜日

進路ガイダンス

大分では今年5年目を迎える進路ガイダンス。

外国にルーツを持つこどもたちで、高校進学を考えている方、おうちの方、サポートしている先生方、是非ご参加ください!

参加申し込み、お問合せなど詳細は主催の大分人権ワークショップ研究会のサイトをご覧ください。
http://esdwsoita.exblog.jp/



2017年9月3日日曜日

わくわく広場~番外編~

わくわく広場が終わると、走って向かう隣のビーチ。実は、こどもたちは、わくわく広場よりもこのビーチで過ごす時間のほうを楽しみにしてるんじゃないかな~と、思っています(笑)

テーマも、教具も、ホワイトボードもなにもない。海と、砂浜と、落ちているものがある、それだけで、2時間過ごしても「まだ帰りたくない!」というんです(笑)

主催のTさんが言っていました。「作りすぎない、準備しすぎないのがいいね!」って。初めて来た人は、もしかしたら行き当たりばったりともとらえてしまいそうですが、その、作られていない隙間のような部分を、その日集まったこどもたちとおとなたちで、考えていけたらいいなと改めて思いました。楽しくないと続かないよね、とも言われました。悩むことも多いけれど、楽しいから、大丈夫ですね!この1年は、いろいろ試しながら、本当に、わくわくを育てていけたらと思います。

2017年9月2日土曜日

地球っ子わくわく広場~日本のあそび~

今回の地球っ子わくわく広場のテーマは「日本のあそび」。サポーターのみなさん、あやとり、はないちもんめ、けん玉、しっぽとり、凧あげ、フルーツバスケット、アルプス一万尺...色々な遊びを持ち寄ってくれて、こどもたちと楽しい時間を過ごせました。

嬉しかったのは、Mくんが、「タジキスタンの遊びをおしえたい!」と、まだ片言の日本語と、身振り手振りで一生懸命に説明してくれたこと。学校ではなかなか、Mくんが思うことを大勢の前で主張すること難しいかと思いますが、ここは、それが堂々とできる場所なんだね、と嬉しく思いました。


絵本の読み聞かせも、日本のこどもたちがやると、Sちゃんが「オレも!オレも!(女の子なんだけど・・・^^;」と主張!なんとか読めるようになったひらがなを、ゆっくりゆっくりだけど、堂々とみんなの前で読み聞かせしてくれました。

日本のこどもたちも、はないちもんめを紹介するために、図解してくれたり、セリフを書いてくれたり。立派にプレゼンテーションできてて感心しました!

もう一つ嬉しかったのは、高校生になったRくんがお手伝いに来てくれたこと。こどもだと思っていた彼も、こうしてこどもたちを前にすると、立派なお兄さん。受身なことが多かっただろうRくん、こどもたちに囲まれて、頼られて、なにか感じてくれたならいいなと思います。改めて、こどもたちのサポートをしているつもりで、実は、たくさんの目には見えないものをもらっているんだなと思いました。





2017年9月1日金曜日

9月の地球っ子わくわく広場

9月の地球っ子わくわく広場
9月2日(土)&16日(土)
13:30-15:30
国際交流プラザ1階(APハウス4内)
駐車場は北浜テルマスと共有です。

外国にルーツを持つこどもたち、その保護者のみなさん
外国の文化に興味のあるおともだち
お待ちしています♪

お問合せは
立山まで
mkidsiroha@gmail.com

2017年8月30日水曜日

グローバル教育研修

今年も高校の先生方を対象としたグローバル教育研修に関わる機会をいただきました。「協働する力の育成を目指した体験的参加型授業」ということで、今回もワークショップを中心とした時間になりました。

ワークの最初と最後に同じ質問を投げかけてみました。「あなたにとってグローバル教育とは?」様々な答えがありました。「世界のつながりを多面的に思考する力を身に付けること」「自分の身の回りのことを知ることがグローバル教育の始まりである」「イマジネーション」「ココではないドコかダレかに想いを馳せるコト」「知識・想像・判断」「世界と日々の生活をつなげる」・・・

グローバル教育研修に関わるたびに、私自身も自問自答します。
ワークを通して、極端な地球規模的不均衡、不平等、私たち自身もその輪の中にいる当事者であることを知るわけですが、知った上でどう考え、どうふるまっていくのか。改めて、これからの時代を生きていく上で考えていかなければいけない課題を、こうして、高校の先生方と共に考える機会があるように、ごくあたりまえに高校生たちにも考える機会が増えていけばと思います。

2017年8月26日土曜日

地球っ子わくわく広場~夏の友~

今回の地球っ子わくわく広場は、夏の友の中から

【からだを使って】田の字でおにごっこ
【工作】糸電話を作ってあそぼう
【理科の学習】昆虫のからだ

をしました♪

田の字はきゃーきゃー逃げまどい、大盛り上がり!
糸電話もコップにそれぞれのデザインをして大成功!
昆虫のからだクイズ、いたいた、ひっかかってくれた子たち♪
くわがたのスケッチ、みんな真剣に描いていました!

そして、冒頭にはコーサルちゃんのパパが、アフガニスタンの簡単な挨拶などを教えてくれ、日本とは違う文化についてQ&A式で、楽しくお話してくれました。

小6のEちゃんは、2時間みっちり、佐藤先生とマンツーマンで宿題に取り組んでいました。1か月、帰国していたから、巻き返さなきゃだね!

今日も、もりだくさんのわくわくでした。


2017年8月25日金曜日

7歳おめでとう☆彡

Sちゃん、7歳のお誕生日。Sちゃんのおうちには、タジキスタンの料理と、ママさん手作りのおっきなケーキ!笑顔いっぱいのSちゃん、お誕生日おめでとう☆彡これからも元気いっぱい、のびのび大きくなってね。

2017年8月24日木曜日

お別れ

明日の朝5時には発つというFくんに、お別れをしに行ってきました。仲の良かったお友達から集めたメッセージを寄せた色紙を見て、照れくさそうに微笑んでいました。

わくわく広場では、やんちゃで、わがままぶりを発揮することの多かったFくんでしたが、日本語の指示がわからないことが気づかれないようにする様子や、ふと見せる不安そうな顔、答えが合ったときのはじけるような笑顔、そしてがんばってクラスの勉強についていこうとがんばっていた姿を知っています。この1年間のひとつひとつの出来事が、Fくんの成長に繋がったと信じています。

お母さんが言っていました。大きくなったら日本に留学してほしいなと。また会える日を楽しみにしているね!

2017年8月21日月曜日

高校生のサポート

高校に日本語ゼロの状態で留学してきたものの、日本語指導のシステムがないままに、過ごしている生徒がいるということで、日本語教師ふたりで、4日間だけですが、夏休み中に集中して日本語の初期指導をしようということになりました。

バスケで留学しているというだけあって、身長は2m超え、足のサイズは32㎝!サポートについてきてくれたバスケ仲間の留学生先輩も同じく身長2m超え・・・教室で、158㎝の私は、大きな男の子ふたりに挟まれての授業でした(^^; 

ひらがなは読めるということで、とにかく、初級の10課までの基本文型を習得してもらうべく、どんどん進めました。さすが高校生、母語訳の解説文を見せると、スッと理解して、的を得た例文を作ることができます。ただ、たくさんでてくる語彙を一気に覚えることは難しく、自宅での復習は必須です。宿題にカタカナの母語訳付きのプリントを渡すと、次の回でのカナカナ小テストもよくできていて感心しました。

これまで、義務教育である小中学校へ転入してきた子どもたちのサポートが中心でしたが、高校でもこうした日本語指導が必要な生徒たちが存在するということ。これからの日本の教育が外国からの子どもたちを受け入れていく上で、環境整備を進めていかなければと改めて感じています。

2017年7月15日土曜日

7月のわくわく広場~ロープで遊ぼう~

画像に含まれている可能性があるもの:1人以上、オンステージ(複数の人)、靴、リビング、室内
画像に含まれている可能性があるもの:3人、、スマイル、立ってる(複数の人)、靴


今週のわくわく広場は、APUダブルダッチのサークルのお兄さんお姉さんたちによる「ロープであそぼう!」でした。2本のなわとびを使ってのパフォーマンスに、大盛り上がり!そして、みんな夢中になって楽しんでいました。いつも部屋を脱走してしまうSちゃんが、こんなに集中して過ごしていたのは初めて。からだを使ってのコミュニケーションはいいなと思いました。

最後は、こどもたちによる絵本の読み聞かせ。たくさんの人たちの前での読み聞かせ、ドキドキしているようでしたが、みんな静かに聞いてくれて嬉しそうでした。

次回8月5日は、別府大学の留学生の皆さんが企画してくださるそうです。お楽しみに!

2017年7月6日木曜日

グローバルリーダー育成塾

昨年度に続き、今年度も高校生たち対象の「グローバルリーダー育成塾」でワークショップをする機会に恵まれました。定期考査の時期であるにもかかわらず、県内の色々な高校から集まった有志の高校生230名。県教委が「日本を支え、世界に挑戦する気概と資質を有する」高校生を募っただけあり、皆、意欲的にワークショップに取り組んでいました。


今回も、青年海外協力隊OVのメンバーで行ったワークショップ。「日本・世界の課題解決に向けて」「福祉」というふたつに関連付けたワークということで、わたしたたちに身近なもの・・・Tシャツを通じて、そのTシャツが自分たちの手元にくるまでに繋がる様々な過程をたどり、その末端にいるインドのコットン農家で綿花摘みをする少女ラクシュミ13歳に起こっている児童労働という現実を知るという活動から始めました。同じティーンエージャーでありながら、インドのラクシュミは学校へ通ったこともなく、農薬の影響で亡くなってしまいます。

この現実に横たわっている問題はなんなのか。そのラクシュミからTシャツを通じて繋がっている日本にいる高校生のみんなにできることはなんなのか。模造紙いっぱいに、高校生たちの思いが書き連ねられ、発表する姿がとてもたくましく見えました。たったTシャツ1枚を通してでも、世界は繋がっているということ。普段の生活の中で、なかなか気が付きにくい、この現実。解決する答えがみつからないとしても、想像力を馳せようとすること、物事をいろんな角度から見る目をもつこと、参加してくれた高校生たち、ワークの意図をしっかりと受け止めてくれたのではないかと思います。



2017年7月3日月曜日

地球っ子わくわく広場 7・8月の予定♪

地球っ子わくわく広場7・8月の予定です!
7月15日のテーマは「ロープであそぼう!」です。APUのサークルで活動されているダブルダッチのみなさんが、長縄2本を使ってみんなで楽しく遊ぼうという内容です!外国にルーツをもつこどもたちはもちろん、こどもたちみんな集まれ~♪



2017年6月23日金曜日

公立学校に通う「日本語がわからない子ども」初の4万人台に

公立学校に通う「日本語がわからない子ども」43,947人ー初の4万人台に
https://news.yahoo.co.jp/byline/tanakaiki/20170614-00072060/
(以下、ニュースより抜粋)
2018年6月13日、文部科学省より「日本語指導が必要な児童生徒の受入状況等に関する調査」、平成28年度(最新版)の結果が公表されました。以前からたびたびご紹介していたこの調査は、公立小、中、高等学校、特別支援学校等に在籍する子どもを対象として、平成3年にスタート。平成22年度までは毎年、平成24年度からは2年ごとに調査を実施し、その結果が公表されています
前回の調査(平成26年度)では、日本語指導が必要な子どもの数は「約37,000人」でしたが、2年後の最新版で公表された数字は「43,947人」。10年前の平成16年度調査と比較すると、約1.6倍の増加となり、初の4万人台を越えました。
この内、外国籍の子どもは34,335人。前回調査時点で29,198人でしたので、5,000人以上の増加に。また、日本国籍ではあるものの日本語を母語としない子どもや、いわゆる「ハーフ」「ダブル」など国際結婚家庭の子などで、日本語指導が必要な子どもが9,612人おり、前回調査比21.7%の増加となりました。

増加のスピードに追い付かない学校現場

日本語指導が必要な児童生徒は、今や、全市町村(1,741)の半数に上ります。都道府県レベルでみても、日本語がわからない子どもの在籍数が2年前より減少に転じたのは、岩手県や高知県などの限られた自治体にとどまり、全国的に増加傾向にあります。
一方、こうした子どもたちを受け入れる学校での指導体制の整備が追いついておらず、日本語学習など特別なサポートが得られている子どもの人数は増えているにも関わらず、割合は、前回調査より外国籍で6%、日本国籍で4%減少する結果となりました。
数にして10,400人もの子どもたちが日本語がわからないにも関わらず、学校で何の支援も受けられていない無支援の状態に置かれています。学校外でボランティア団体等による支援を受けている可能性もありますが、彼らが日常生活の大半を過ごす学校の中でサポートが得られない状況は、子どもたちにとって大きな苦痛であり、気づいたら学校から足が遠のき、不登校状態に陥るリスクを高めます。

日本語がわからない子どもたちを、なぜ学校は放置してしまうのか

今回の調査の中では、日本語がわからない子どもたちに、学校が支援を提供できない理由が明らかにされています。最も理由として多く挙げられたのは、「日本語指導を行う人がいない(2,391校)」で、第2位に「在籍学級で対応できる(1,907校)」、以下、「教室や時間がない」、「日本語の指導方法がわからない、教材がない」と続きました(複数回答)
とにかく対応できる人もいなければ、場所も時間もないし、どうやって日本語を教えればいいのかすらわからない!という教育現場の悲鳴が聞こえるようです。
学校教員の多忙さがクローズアップされる現在、日本語がわからない子どもへ適切な支援環境を提供できる学校がどのくらいあるでしょうか。
実は、メディアで時々見かけるような、生徒の4割が外国にルーツを持っている学校や、日本語学級が設置されている学校、日常的な支援体制が構築されている学校の方が「レア」であり、日本語指導が必要な子どもを抱える半数以上の学校が、日本語がわからない子どもはその学校で1人または2人だけ、という状況にあります。
ぽつんと転入してきた日本語がわからない子どものために、特別な対応ができる人材やノウハウを確保できず困り果てているのが現状です。
・・・外国ルーツの子どもたちに関するニュースを目にする機会が増えてきたなと思います。全国的に見てもまだまだサポート体制の整備が追い付いていない現状ではあるものの、サポート体制の充実に向けて、国レベル、地域レベルで様々な動きが加速し始めていることも感じます。まだまだ時間はかかりそうですが、目の前の子どもたちがいきいきと過ごせるようできるよう、できることをひとつひとつやっていきたいと思います。



2017年6月18日日曜日

8歳おめでとう

今日は、タジキスタンから来ているJくん8歳のお誕生日!みんなでお誕生日おめでとうの歌を歌いました。わくわく広場の後は、毎回お楽しみのビーチの時間。砂でお誕生日ケーキ♪

Jくん、日本で迎える2回目のお誕生日だね、学校に足が向かなくなってしまった日々もあったけれど、そうした時期を乗り越えて、こうして今、笑顔でたくさんの友だちにお祝いされていること、本当に嬉しいよ。おめでとう。


2017年6月17日土曜日

Vietnamese Day!


画像に含まれている可能性があるもの:2人、子供

今回の地球っ子わくわく広場はVietnamese Day!イベントにジョイン♪ ベトナムからの留学生の皆さんとわくわくなひと時でした!みんなで輪になってベトナムの遊び(足でする羽根つきみたいなもの)をしたり、ベトナムの学校のことや、ベトナムのおもちゃを作ったり、盛りだくさんの内容でした。ベトナムから来ているFくん、みんなが自分の国のことに触れていることが嬉しくてたまらないという顔を見て、小さな子どもにも立派なアイデンティティーがあるということを実感しました。

2017年6月5日月曜日

大切にしようと思うこと


 4月にスタートしたわくわく広場。申し込み不要、参加者年齢も決まっていない状態でのスタート。走りながら、軌道修正しながら、参加者で作り上げながら、楽しくやっていけたらと。その中でも、大切にしようと思うことが見えてきた気がします。

子どもたちは、決して、サポートされたがっているというわけではないこと。子どもたちは自分の役割があると、生き生きするということ。それは、間違いなさそうです。

いつもやんちゃなタジキスタンの男の子たちに絵本の読み聞かせをお願いしてみました。照れくさそうに、でも、なんとも嬉しそうな表情。からだの言葉がわかるように説明して、と日本のこどもたちにお願いしたら、立派な教材を作ってくれ、一生懸命説明しようとする姿。

これからも、どんどん、こどもたちにいろんなことを期待していこうと思いました。どんなに年齢が低くても、日本語が話せなくても、期待され、役割をもらうことは、こどもたちにとってなにより成長につながるんだと思います。それはきっと、大人もこどもも同じかな。サポートに入ってくれた韓国からの留学生さん、こどもたちに囲まれ、必要とされていることをとても嬉しそうにしているようでした。これからも、試行錯誤、こどもたちや大学生サポーターの皆さんが、生き生きできるわくわく広場にしていけたらと思います。


2017年5月24日水曜日

6月の地球っ子わくわく広場


6月のスケジュールができました!6月から、時間帯が13:30-15:30に変更になったので気を付けてください。申し込み不要です。気軽に遊びに来てください♪

今週5月27日(土)のわくわくのテーマは「動物」。動物の鳴き声ゲーム、動物ジェスチャーゲーム、動物ツイスターゲームetc...いろいろな国の言葉が飛び交う、楽しい時間になればと思います。 大学生の方が中心に楽しい企画をしてくれています。


ダブルリミテッド

国東市の安岐の郷という介護施設で週2回夜、一人親のご家庭の子どもたちが集まり、施設の方々とごはんを食べたり、宿題や、運動をしたりするという、とても温かい活動に出会いました。夜、こどもだけで留守番をして過ごすのと、週2回でも夜をこうして温かく過ごすのとでは、心の育ちがずいぶん変わってくるのではと思います。

その安岐の郷で、去年の10月から、月に1度のペースですがRくんと一緒に日本語の勉強をしています。「日本語の勉強」といっても、Rくんは日本生まれ。話していても日本語支援が必要なようには見えません。どちらかというと、お勉強が苦手な子、と思われてしまいそうです。でも、一緒に勉強してみれば、同じ年齢の子であれば知っているような語彙が極端に少ないこと、ひらがなやカタカナの特殊音が書きとれないこと、音読が難しいこと・・・明らかに、言語の問題が横たわっていることがわかります。こんなレッテルを貼るのは嫌ですが「ダブルリミテッド」と言わざるを得ないかもしれません。フィリピン人のお母さんに育てられたRくんですが、お母さんの国の言葉はわかりません。そして、日本語のつたないお母さんの元に育ったRくんは幼少期から日本語のシャワーを十分に浴びていないため、年齢に適した日本語の習得ができておらず、どの言語も発展途上という、いわゆる「バイリンガル」と正反対の状態。根幹になる言語が不安定な状態では、学校での学習で壁にぶつかるのはいわば当然のことでしょう・・・

月に1度だけの日本語教師の私にできることはなんでしょうか・・・おうちの方にRくんの現状を充分理解してもらい、長期的な対策をしていかなければいけないことを伝えること、Rくんのサポーターの先生方、学校に、どこでつまずいていているか、そして、言語的な支援が欠かせないことを伝えることくらいしか・・・

実際、Rくん自身、周りのお友達との学習力の差が学年があがるにつれ、大きくなっていることを感じているのはひしひしと感じます。しかし、プライドがじゃまをして、みんなの前で初期の日本語の学習を見られるのはたまらないという気持ちもひしひし感じます。今後日本語の力をつけていかねばならないことはもちろんですが、Rくんの自尊心を高めていく必要を感じています。なにかひとつでもいい、Rくんが、これなら負けないという何かに出会ってくれればと。

2017年5月19日金曜日

世界のHappy Birthday

 今日、「わくわく行く?」で、わかるようになってきた子どもたち。3回目は、APUの国内&国際学生の皆さんが企画して進めてくれました!テーマは世界のHappy Birthday♪アフガニスタン、ブラジル、中国、タジキスタン・・・色々な国の言葉で、お誕生日おめでとうの歌を歌い合いました。
他にも、コミュニケーションゲーム盛りだくさんで、こどもたちとっても楽しそうでした。

今回も、外国ルーツのこどもたちだけでなく、地元の小学生たちも参加してくれ、また、小学校の先生も参加してくださり、少しずつですが地球っ子の輪が広がっていること嬉しく思います!

こどもたちの参加者募集はもちろんですが、グローバルリーダー育成という意味でも、大学生や高校生、地域の方で、各回いろんなメンバーの方に担当してもらえたらと思っています。ご興味ある方、ご連絡お待ちしています!



2017年5月15日月曜日

国際交流団体等活動活性化事業補助金交付決定

昨年度に引き続き、大分県の国際交流団体等活動活性化事業補助金を受けることが決まりました!今年度は、大分県内で在住外国人との交流支援事業をしている団体7つに補助金が交付されることになりました。大分県からこのいろはの活動を応援してもらっているということ、嬉しいのと、責任を感じます。これまでは学校内での日本語支援に留まっていたのですが、今年度から校外での活動も加わり、チャレンジの1年になりそうです。

2017年5月10日水曜日

5月のわくわく広場

 地球っ子わくわく広場、5月のスケジュールお知らせで
す!

5月13日&27日(土)
13:00-15:00

場所は別府インターナショナルプラザ(北浜テルマス横のAPハウス4)です。

お待ちしています♪

2017年4月21日金曜日

地球っ子わくわく広場、スタート!


地球っ子わくわく広場の初日、30名を超える人たちが集まってくれ、にぎやかな初日になりました!参加した子どもたちにとって、少しでもわくわくするような時間になれたならうれしいです。初日、いろいろ反省することがたくさんありました。言葉や文化の異なる人たちが集まって、みんながそれぞれに交流し、それぞれに居心地よくハッピーに過ごせる空間になるよう、これからもみんなでアイディアを寄せ合って、また来たいと思えるわくわく広場が育っていけばと思います。次回は4月22日(土)13:00~15:00です。また遊びに来てください♪
画像に含まれている可能性があるもの:16人、座ってる(複数の人)、子供