2020年3月17日火曜日

ミチムラ式漢字学習法

先月漢字検定を受けた中1のふたり・・・合格していました!(嬉)
ひとりはアメリカに帰国したので郵送で合格通知を送ります。もうひとりの中国の子にはおうちに届けにいきました。満面の笑みで、次の級の漢字を勉強したいと言ってくれたので、対策プリントと、「ミチムラ式漢字カード」を持っていきました。

https://shop.kanji.cloud/

信頼する日本語教師の方のおすすめで出会いました。コロナの件で臨時休校になってすぐ、無償提供を企画してくださり、応募しました。漢字学習はカード式が効果的だと思い、これまで自分で漢字カードを手書きしていたのですが、ミチムラ式の漢字カードはよく研究されていて、リズムよく唱えられ、音読みの熟語が載っているのがとてもいいと思います。外国からの子は、漢字の多さに途方に暮れてしまう子もいます。しかし、日本の学校に通う限り、どの科目のどの教科書も、漢字だらけで・・・漢字を避けるわけにはいかないのが現状です。たくさんの漢字をたくさん書いて覚えるドリル学習より、カードで熟語ごと意味と読みを理解することのほうが効率的だと感じています。。書けることよりもまず意味と読みがわかるようになること。

ミチムラ式漢字カードおすすめです!

2020年3月5日木曜日

新型コロナウィルスの件

新型コロナウィルスの件で、臨時休校になった日、家庭訪問をしました。学校や幼稚園からの日本語がぎっしり書かれたプリントを、できるだけ簡潔に説明しました。
日本では、日本語での情報が主で、外国から来た方たちは情報弱者になりがちだと感じています。

大分県が出している新型コロナウィルス関連の情報(多言語版)です。必要そうな方がまわりにいたらシェアしてください。


2020年3月1日日曜日

また会う日まで

一昨日臨時休校が決まって、突然幕を下ろすことになった3学期。

日曜日、電話がなりました。「先生、俺。寮に来て。」「誰?・・・Sくん?どうしたん?」「俺、もう帰るから。先生に辞書、返さなきゃ。今から来て。」30分後、Sくんのところに着くと、寮の前にはたくさんのクラスメイトが集まっていました。使い込んだ電子辞書を返してくれ、恥ずかしそうに「ありがとう」。友達に囲まれながら別れを惜しまれているSくんの笑顔。

今年度いっぱいで帰国するつもりだったようですが、新型肺炎の日本での感染拡大を受け、母国に入国拒否される前に急遽帰国を決めたようです。

1年間、親元を離れ、親戚もだれもいない土地で、がんばっていたSくん。まだ中1、甘えたいこともある年頃で、日本語の勉強、教科の勉強・・・もがく姿を見てきました。これだけがんばれたこと、きっと大きな自信になったと思います。5年後、10年後・・・S君が世界のどこにいたとしても、Sくんの日々が今よりもずっとずっと輝いていることを信じています。