2016年8月20日土曜日

グローバル教育研修

高校の先生方を対象としたグローバル教育研修で、ワークショップをする機会をいただきました。今年で3年目、毎年、青年海外協力隊OVで集まってワークショップの案を練るところから、その過程を楽しんでいます。

今回のテーマは、「協働する力の育成を目指した体験的参加型授業と今後の指導の在り方」。研修を受けていただくのは高校の先生方ですが、その先生方がそれぞれの教育現場で実践できるような内容がいいね、ということで、「地球にやさしいってなんだろう?」という、パーム油をめぐって生じている問題を通して、世界とのつながりを感じ、考えるという内容に。

こうしたグローバルに起こっている多くの問題は、様々な問題が複雑に絡み合っていて、これという解決策を用意できるものでもありません。こうした問題を解決するときの4つの敵と言われるもの・・・「利己心」「認識不足」「想像力の欠如」「無関心」・・・ワークショップを通じて、こうしたことについても色々考えるきっかけになったらならいいなと思います。

最後に、先生方に「あなたにとってグローバル教育とは?」という問いかけをしました。国レベル、県レベルでグローバル教育の必要性の声が高まるこの頃ですが、その定義の曖昧さに、先生方も揺れていることを改めて感じました。印象に残った答え、"think global act locally" 私自身、心がけていることを一言で言い表しているなと思いました。

2016年8月2日火曜日

グローバルリーダー育成

グローバルリーダー育成塾という、大分県教育委員会が主催する研修事業で、「日本を支え、世界に挑戦する気概と資質を有する大分県下の高校生を対象に、その資質を磨いていこう」という研修が年5回企画されています。その第2回目の研修に声がかかり、大分県内23校157名の高校生たちを対象にワークショップをする機会に恵まれました。午後の約3時間を使い、青年海外協力隊OV4名で3つの分科会に分かれ、協力隊体験談の後、3つの視点を通して「世界と私たちのつながり」についてディスカッションすることをメインとしたワークをしました。「あなたにとってグローバルとは」という問いかけに始まり、ワークショップ後に再び同じ問いかけをしました。ワーク前の問いかけでは、「グローバル」というキーワードに対して「英語」と繋がる回答が目立ちました。そして、ワークを終えた後の全く同じ問いかけに対して「英語」と答えた人はほとんどいなかったように思います。ワークのねらいが伝わったのではないかと思います。

「言葉や文化を超えたつながりを模索すること」
「自分とは関係ない場所など世界に存在しないという気持ちでいること」
「他者を理解しようとする気持ち」
「リスクテイク(失敗や危険を恐れずに行動する)」


正解などないのでしょうが、自分なりの答えは・・・
「白紙の上に絵を描けること」
「自分の存在と、他者とのつながり、自分のいる場所と世界とのつながりを想像できる力」でしょうか。
なにより、このいろはの活動そのものも、グローバルとはという問いかけに対する答えのひとつだと思っています。協力隊員として海外に出た私たちですが、グローバルとは、世界に飛び出すことばかりではないと思っています。

このサイトを訪れてくれているみなさん、あなたにとって「グローバル」とは何ですか?




夏休み中の日本語支援

夏休みは、中3(2名)、中1(2名)、小5(1名)を対象に日本語支援することになりました。日数は限られていますが、個別指導、グループレッスンを計画しています。場所を提供してくださることになった別府インターナショナルプラザさん、担当してくださる日本語教師の方々にお礼申し上げます。公民館の方にも支援に入ってもらうこともあり、サポーターの輪が広がっていることも本当に心強いです!