2019年9月21日土曜日

地球っ子わくわく広場運動会!

こどもたちの元気な声と笑顔いっぱいのわくわく運動会でした!体を動かして、言葉を超えて何かを一緒にするって、なんとも言えない気持ち良さをびりびりと感じました。こどもたちもそれを感じてくれてたらいいな!









2019年9月12日木曜日

またねの花火


明日、Aちゃんのパパは大学の卒業式。そしてその日のうちにAちゃん家族はタジキスタンに向けて旅立ちます。Aちゃんの住む集合住宅の管理人をされているKさん、みんなを集めて「Aちゃんたち、また会おうねの花火」をしてくれました。

家庭用の花火は初めてという子どもたち、おおはしゃぎ!Aちゃんにとって最後の別府の夜、笑い声と花火で彩られていました。


Aちゃんの涙を、何度も何度も見てきました。楽しい思い出ばかりの日々ではなかったかもしれないけれど、それでも「また来るけん!」そう言ってくれたAちゃん。さよならじゃなくて、また会おうね!

職業体験

ベトナムから来たHくん、職業体験3日目。飲食店を希望していたHくんを快く引き受けてくれたコムディアさんに感謝! Hくんのがんばる姿に、お客さんたちからとてもあたたかい声掛け。体操服にエプロン姿で、やさしい笑顔で接客をがんばっていました。ちいさなお店はお客さんたちとあったかい空気でいっぱいに。

Hくん、「メニューです。どうぞ」「お茶です。どうぞ」「〇〇です。どうぞ」のフレーズを間違いなく使いこなしていました!

トムヤムクンのフォーを注文したら、なんと豪快なエビが2尾も!最高においしかったです。これもHくんスマイル効果かな。

店長さん「Hくんとたくさん話しましたよ。お友達をつくるコツを教えましたから、明日から友達いっぱいですよ!彼女できるかも!」だそうで(笑)この3日間できっといろんな体験をし、成長してるね。おつかされまでした!



2019年9月8日日曜日

救世主!

前述したケースのその後のことです。

学校への不信感を募らせているおうちの方、しかし、学期途中から公的な日本語指導員を配置するのは難しい・・・

そんなとき、このブログの「日本語指導ボランティア募集」を見つけてくださり、快くサポートを引き受けてくれた方、救世主到来!と思いました。

しかも、その方はご自身が国際結婚をなさり、二つの言語を生きるわが子をバイリンガルになるための努力を家族で協力し、惜しみなくされ、職業としても日本語教師をされている方。

おうちの方に言語環境と習得について、しっかりお話してくださいました。しかもしかも・・・ボランティアにもかかわらず、毎日のようにサポートに入ってくださることに。

「神様からの贈り物です」と学校の先生も感謝の言葉をもらされていました。

ご自身がわが子を複言語で育てることに努力され、それが実を結んでおられるご家庭は、いろはのような日本語サポートをするグループにご縁がなかなかないというのが現状です。なぜなら、いろはには「日本語、困った!」という方と繋がるためにあるわけですから、当然といえば当然・・・

今回、「救世主」の方からご連絡をいただき、これからは、「母語も日本語もどっちもいい感じ!」のご家族ともたくさん繋がっていけたらいいなとしみじみ思いながら書いています。

おうちの人のこと

夏休みの終わり頃、「うちの子がこんなに日本語ができないのは学校の先生たちがうちの子をしっかりみてくれていないからじゃないのか」という悲しい怒りの声。宿題に取り組む中で、わが子は実はこんなにわかっていないのか、ということに気づかれ、失望され、その矛先は学校に向かったようです。

小学校に入学したての時、おうちの方は日本語指導員の配置を希望されなかったそうです。日本生まれで、ぴかぴかの1年生で、これからひらがなから習っていくのだから、学級から取り出して別室で日本語を教える必要はない、そう思われたようです。

学校の先生は1学期からずっと心配していたそうです。語彙の少なさや習得に時間がかかる様子を見て、明らかに言語的な課題があり、特別の教育課程が必要ではないかと。

おうちの方が「きっと大丈夫」そう思って、それを先生に主張してきたとき、先生は「いいや、大丈夫じゃないと思う」そう思っていたととしたら、どうすればいいでしょうか。

「日本語教師の役割」のひとつとして、「おうちの人の理解を促す」があるのではないかと思いながら書いています。

たとえ日本生まれ日本育ちであっても、日本語の発達が保証されるとは限りません。家庭内の言語環境によって異なるということを、まず日本語教師は知っておくべきで、それを学校やおうちの人に否定されても説明することを諦めるべきではないと思うのです。

「日本に生まれたら日本語は心配ない」「学校に通っていれば子どもは自然と日本語を習得する」という根強い神話は、どうもなかなか消えそうにありません。おうちの方にも学校にも、伝えていかなければいけないと改めて感じています。











2019年9月4日水曜日

在籍証明書のこと

夏休みに小1の子どもたちがふたり帰国しました。おうちの方が9月に大学院を修了するので、それに合わせて同伴家族は少し早めに帰国する、というパターンを別府ではよく見かけます。(それと同様に、大学院に入学して少し落ち着いてから12月くらいに家族を呼び寄せるパターンも有)

帰国の際には日本の学校に在籍していたという「在籍証明書」が必要です。それは日本でも転出時に必要な書類のひとつなので、学校側もわかってくれていますが、問題は、どこまで詳細に書くか、です。

去年タジキスタンに帰国した子が、持ち帰った在学証明書では進級がうまくできなくて困っているという連絡をもらい、慌てて学校に相談し、作り直して送りました。科目や、受けた授業数、出席した日にちなどが必要なケースでした。

世界の小学校事情に詳しくはないですが、進級するのに試験がある国は少なくないようです。日本のように、学齢主義があたりまえではないとなると、国に帰って学校に通うためには在籍していた学校の「証明書の内容」が関わってくるということ。

英語でのテンプレートを、県か市でを作ったほうが学校も助かるのではと思います。ネットで検索すればどこかしらに見つかりますが、ローカル版があったほうがいいのかなとか思います。