2021年1月24日日曜日

輝いて

 「今度、コンサートするのでよかったら見に来てください!」

中学生のとき2年間、一緒に日本語を勉強してきたBくん。高校2年生になり、同じ高校のお友だち4人でバンド活動をしているというBくんのライブに行ってきました。(コロナ対策がっつりのライブハウスで~)あのシャイなBくんがライブ!?想像できませんでした。

会場の入り口で待っていてくれたBくん。

「先生、来てくれてありがとうございます。」

もう見上げるくらい背が伸びてました!

そして・・・ステージの上で、リードギターを担当するBくんのまぶしい姿に、胸がいっぱいになりました。

会場に来ていたBくんのお父さんといろいろお話できました。

「中学の頃は天文学者になりたいって言ってたの思い出しました。」というと、「高校でも物理が好きですよ」といって、最近の学校の成績の話になり・・・なんと物理だけでなく、化学と英語と地理・・・学年で1位!一番苦手という国語、27位/116人!

バンドだけでなく、部活も、学業も・・・全力で生きているBくん。学校の先生情報によると・・・すごくモテているようです!ファンらしき女の子たちがステージを見つめていました(青春!)内側から輝いているからだって、すごく納得しました。

これからも生き生きと輝いて。またライブ見に行くね。



2021年1月20日水曜日

多文化に生きるこども多言語スピーチ会

 多文化に生きるこども多言語スピーチ会のお知らせです!

2021年3月7日(日)13:30~15:00(Zoom開催)

多文化に生きる子どもたちが自分たちの気持ちに向き合い、気持ちに輪郭をつけ、それを言葉にして誰かに伝える機会になればと思います。聞く人たちにとっても、日本で暮らす外国につながるこどもたちの気持ちに触れ、気づきや学びの場になったら嬉しいです。発表申込み・視聴申込み、待っています♪
発表申込〆切1月31日 https://forms.gle/G543WV8wtcQH12K86
視聴申込〆切2月28日 https://forms.gle/g6NQreANdcjF8fXz9
わからないことがあったらメッセージください(^^




絵本からのメッセージ

 小学校での読み聞かせの時間、『たかこ』という絵本を読みました。

外国からの子どもたちが4名在籍する学校で、「多様性は豊かさ」そんなメッセージ伝わったらいいなという思いを込めて読みました。

絵本の主人公たかこは、ある小学校にやってきた転校生。十二単に身を包み、古語を話し、音楽の時間はびわを鳴らし・・・

「たかこさんて、なにいってるのか わからないよね」

たかこの少し変わった日本語のくちまねが流行り、からかわれるようになってしまいます。そんなある日の遠足で・・・

最後は、「おんなじってうれしい!ちがうってたのしい!」そんなストーリー。

「外国人」が描かれているわけではなく、平安時代からやってきた女の子という設定ですが、マイノリティでいることの気持ちやその周りの子ども達の気持ちの変化が伝わるステキな絵本だと思いました。読み聞かせにいかがですか♪

『ねこのジョン』も周りと少し違うということを本人も周りもあたたかく受け入れていく、そんなストーリーです。

2021年1月5日火曜日

冬休みの宿題

 「冬休みの宿題をみる会を持ちませんか」小学校の先生から声をかけてもらいました。とても嬉しくて。7年前は学校でというアイディアもなくて、宿題を一緒にできる無料の場所を探して、観光案内所のスペースを貸してもらい、ボランティアで先生も募っていました。こうして学校で先生たちとできるのがこどもたちにとってなにより安心だと思います。

長期休みの宿題は、結構まとまった量があって、自力では日本語がわからないものがあるのはもちろんですが、宿題の指示そのものも理解できない場合も多いです。両親が外国の方だと、子どもの宿題をみることもできません。

でも、それに対して担任の先生がなにか工夫をするというのも難しく、「宿題、できなくても仕方ない」という流れに陥りがちだなと思います。子どもは、それを喜ぶというより、クラスの子と同じ宿題ができないことに取り残されたような気持ちを抱いているように思います。

1月4日、宿題とお弁当を持って、元気に登校!休み時間には福笑いやおみくじでちょっぴりお正月紹介。「3学期おみくじ」には「新しい友達ができます」「みんなの前で発表してほめられます」「成績が上がります」などなど(神様ではなく私が)書いたのですが、真剣に喜んでくれて。どうかこのおみくじが当たりますように!新しい年も、子どもたちが笑顔で元気に過ごせますように。