2017年8月21日月曜日

高校生のサポート

高校に日本語ゼロの状態で留学してきたものの、日本語指導のシステムがないままに、過ごしている生徒がいるということで、日本語教師ふたりで、4日間だけですが、夏休み中に集中して日本語の初期指導をしようということになりました。

バスケで留学しているというだけあって、身長は2m超え、足のサイズは32㎝!サポートについてきてくれたバスケ仲間の留学生先輩も同じく身長2m超え・・・教室で、158㎝の私は、大きな男の子ふたりに挟まれての授業でした(^^; 

ひらがなは読めるということで、とにかく、初級の10課までの基本文型を習得してもらうべく、どんどん進めました。さすが高校生、母語訳の解説文を見せると、スッと理解して、的を得た例文を作ることができます。ただ、たくさんでてくる語彙を一気に覚えることは難しく、自宅での復習は必須です。宿題にカタカナの母語訳付きのプリントを渡すと、次の回でのカナカナ小テストもよくできていて感心しました。

これまで、義務教育である小中学校へ転入してきた子どもたちのサポートが中心でしたが、高校でもこうした日本語指導が必要な生徒たちが存在するということ。これからの日本の教育が外国からの子どもたちを受け入れていく上で、環境整備を進めていかなければと改めて感じています。