2022年6月26日日曜日

地球っ子わくわく広場 2022年7月 

地球っ子わくわく広場 特別企画!

「竹瓦温泉で七夕飾りつけをしよう☆彡」

今年も、世界中の言葉で書いた短冊を飾りましょう!

みんなの願いが叶いますように。

日時: 7月3日(日)13:00〜14:30

場所:竹瓦温泉  別府市元町16-23

参加費:無料







2022年6月22日水曜日

水泳物語

 コロナ禍で2年間なかった水泳の授業が今年度、再開しました。

外国からのこどもたちにとっておそらく、水泳の授業は学校文化の中でも大きな違いを感じるアクティビティのひとつだと思います。それで、親御さんたちには、揃えてほしいもの(水着、ラップ型のバスタオル、ゴーグルなど)を伝えて、こどもたちとは「体操します、泳ぎます、シャワーを浴びます」など水泳に関する動作動詞や語彙を扱って、「きっとこれで大丈夫!」と思い込んでいました・・・

水泳当日、プールセット一式を忘れて泣き出すAちゃん。親御さんに届けてもらうことに。

ムスリムのNちゃん、水泳用のヒジャブに着替えるために別室を用意。それなのに、着替えをのぞき込んでくるお友だち・・・「やめなさい!!」雷を落とします。

Bちゃんは水泳キャップを忘れてしまい、見学になり、とても落ち込んで・・・

一度も泳いだ経験がないというHくんは相当不安そうで・・・水泳が終わって着替えたとたん日本語教室にきて"I almost got turned to an ice statue!!"といい、体を温めるために、日本語教室の中をマラソンしていました。

みんなが無事に水泳を楽しめるようにと・・・、配慮してきたつもりでしたが予想外の出来事が立て続き、どの子にもちょっぴり切ない水泳物語ができてしまいました。2回目以降の水泳は、スムーズにできるようにサポートしていかないと思います。

2022年6月17日金曜日

漢字おしえて

 小2のNちゃんとAちゃん、この1か月半でひらがなの読み書き、カタカナの読みがずいぶんスムーズになってきました。漢字にも興味を示し始めています。よく目にする曜日の漢字は書いてくれるようになりました。

ちょうど、国語で『スイミー』を習い始めた頃、音読してみようか?と声掛けしたものの、「難しい」と乗り気にならず・・・

学校の図書室で見つけた英語版の『スイミー』を日本語教室に持っていくと、英語が得意なふたりは争い合うように、1ページずつ英語で読み始めました。内容がすっかりわかった2人が私に目を大きくさせて言いました。

「せんせい!国語のスイミーの漢字にひらがな書いて!(を英語で言いました)」

「よろこんで!」私はふたりの国語の教科書の『スイミー』のページのすべての漢字にルビをふりました。

ふたりが、英語版のスイミーをクラスのお友だちに読んで聞かせたいというので、担任の先生にお願いしたら快諾してくれました。

その次の日本語教室・・・まだ教えていないはずの「雨」という漢字が黄色い字で黒板に書かれているのを発見!正しく書けていないけど、そんなことよりなにより・・・漢字を知りたい!書いてみたい!という気持ちが芽生えたふたりがとってもまぶしかったです。漢字の世界のとびらを自分で開いたね!



2022年6月11日土曜日

豊かな朝

 M小学校ではおうちの方や地域のボランティアによる朝の読み聞かせの時間があります。そこで、インドネシアからのNちゃん、ベトナムからのBちゃんのお母さんが読み聞かせをしてくれました。

クラスの子どもたち、インドネシア語やベトナム語に触れて、どんな風に感じてくれたでしょうか。じっと聴き入る子、思わず声を出したり、絵本の蛍の動きをマネしたりする子・・・

Nちゃん、Bちゃんの少し緊張した、嬉しそうな顔

Nちゃんのお母さん、Bちゃんのお母さんも、子どもたちのわからない言語で語り掛けるということ、どれだけ勇気が入ったことでしょう。

絵本は、言葉や国を軽々と超えることができると改めて思いました。日本語教室でもできるだけ、絵本の力を活用していきたいと思いました。

M小学校のある朝の、ほんの10分間の出来事でしたが、本当に豊かな時間が流れていました。






2022年6月10日金曜日

学級懇談会

 小学校での授業参観が再開しました。各家庭、1名だけ、ろうかからの見学という条件はありますが、それでも、保護者が学校内に入って、子どもたちの様子を見に来られるようになったことはとてもうれしいことだと思います。

授業参観の後は、学級懇談会が予定されています。子どもたちの授業と同様、懇談会もすべて日本語で行われるので、なんとなく、外国からの日本語が話せない保護者の方には通訳がつけられないということで、積極的なお声掛けをしてきませんでした。そのため、実際に懇談会に参加する外国からの保護者の方はいませんでした。

今回も、懇談会があることは伝えました。すると・・・「授業参観は保護者1名ですね、懇談会は夫婦で参加してもいいですか?」というお返事が!ご夫婦で懇談会に参加を希望なさっていること、すべて日本語でたとえわからなくても、先生や学級、学校との大事な時間だと捉えて、参加してくださること・・・

こどもたちの心の中の「多文化共生」は、こんな風なおうちの人たちの「多文化共生」、小さな出会い、大きなチャレンジ、そこから生まれるんじゃないかと思っています。

たとえ、言葉が通じ合えないとしても、学級懇談会が、保護者の方たち同士でのつながりが生まれる出会いの場になればと思います。


地球っ子わくわく広場 2022年6月



 地球っ子わくわく広場

6月25日(土)14:00~15:30

今回は「うちらぼ」さんとのコラボ特別企画「スライムで学ぼう」 

科学の不思議、宇宙の不思議、別府温泉の大自然の不思議をいっぱいたのしみましょう♪



2022年6月1日水曜日

多言語子育ての「ことば」トークカフェ

多文化に生きるこどもネットワーク大分の第12回目のネットワーク会のお知らせです!

【テーマ】多言語子育ての「ことば」トークカフェ

     〜多言語環境で子育てをしている方の声を聴こう・語り合おう〜

【日時】6月12日(日) 20:00〜21:30 

【開催方法】オンラインzoom

【内容】実際に、多文化・多言語で子育てをしているおうちの方のお話を聴き、それをもとに、みなさんでわいわいトークをしてみませんか?

【お話をしてくださるお二人】

☆里中玉佳さん・・中国・瀋陽出身、1992年に留学生として来日。別府溝部学園短期大学ライフデザイン総合学科准教授兼国際交流課主任。2017年、大分県内の中国にルーツを持つ子どもたちの母語・継承語習得のために大分中文学園を立ち上げ、これまで活動を重ねている。今回、二人のお子さんの日本での言語習得について、子育て経験を語ってくださる。

☆Elvita Wiasihさん・・APUインドネシア語教師。アメリカ出身の夫と2歳の娘の3人家族。現在は別府市内の保育園に通わせながら、多文化・バイリンガルの子育てに奮闘中。ライフコーチングにも詳しく、多文化に生きるこどもたちを支える保護者・支援者の皆さんとの対話を楽しみにしている。(ライフコーチングとは、人生を真実に生きたいクライアントの成長を支援し、人生のあらゆるシーンでコーチとクライアントの総合力で織り成すパートナーシップのこと。

【参加方法】下記のフォームからお申込みください。(申し込み締め切り6月9日

https://forms.gle/Y7ffvFQeeUBJ1EQS6

子育て中のおうちの方はもちろん、多文化に生きるこどもたちに関わる様々な立場のみなさまのご参加をお待ちしております。当日は耳だけ参加、途中参加退出も自由です。

みなさまのご参加で、また、たくさんの出会いと発見、学びがありますように。

多文化に生きるこどもネットワーク大分

事務局一同

青座麻美 立山愛 栃原玲子 永尾美保 八丁治子 外園孝子 本多紗代

kodomonet.oita@gmail.com