2017年12月11日月曜日

子どもの日本語教育研究会 第2回

12月10日、子どもの日本語教育研究会が東北大学で開催されました。ここ2年の別府市での取り組みを発表するために、「日本語指導が必要な児童生徒の支援のあり方」のプロジェクトメンバーと一緒に参加してきました。

https://www.kodomo-no-nihongo.com/

午前のポスター発表、午後のパネルディスカッション合わせて200名以上の参加があったそうで、東北にいるということを忘れるくらい熱い1日になりました。全国各地からの参加があり、一言に「子どもの日本語」と言っても、その地域の背景によって、様々な関わり方、アプローチがあるということを、改めて実感しました。

そして印象に残ったのは午後のパネルセッション「外国につながる子どもと家族が地域で生きること」のパネラーの方々の実体験に基づいたお話でした。分科会では「母語継承の意義」に関するディスカッションに参加したのですが、自分の中では「母語=アイデンティティ、母語は大切」という鉄則が知識としてはあったのですが、それを現実の世界で実現させるには、生半可な気持ちや努力ではできないのだということを、その渦中にいる方々とのディスカッションの中で、痛感しました。

実際、別府市で出会ってきた国際結婚での来日家族、再婚で子どもたちが実父でない日本人の場合、積極的に母語を捨てようとする(させる)お母さんたちに何人か出会ってきました。こちらが母語継承の意義を伝えたところで、聞き入れてもらえる感じがしない場合が多く・・・大人の事情があるにせよ、やはり、子ども自身のアイデンティティー形成や理論的思考能力、それはその子の一生を左右する大事だと思うのです・・・諦めずに伝えていかなければと思いました。

改めて、研究会での様々な生の出会いで、大切なことを確認できたように思います。「子どもの日本語」というのは、学術的なアプローチの他に様々なことが絡み合っていること。肝に銘じてこれからも活動していきたいです。