2016年5月29日日曜日

多文化中高生交流会のお知らせ

来週の日曜日、多文化中高生交流会が大分市であります。外国にルーツを持つこどもたちだけでなく、その子どもたちに関わっている先生方のみなさんのご参加も、お待ちしています。

2016年5月22日日曜日

日本語指導が必要な児童生徒に対する支援のあり方に関する研究/中間報告会


別府市における「日本語指導が必要な児童生徒に対する支援のあり方に関する研究」の中間報告会がAPUにて開かれることになりました。

2016年6月8日(水) 13:00-16:30 

詳細は
http://www.apu.ac.jp/rcaps/rcrcmc/events.html/


別府市の全小中学校を対象に行ったアンケート調査結果と考察が主な報告内容になります。基調講演がメインの講座ですので、発表は15分程度の枠のため、概要のみになるかとは思いますが、ご興味ある方は是非ご参加お願いいたします。参加費、参加申し込み共に不要です。

進学を控えて

「Mちゃん、合同新聞に載っていたね」と連絡すると、とても嬉しそうに「はい!」。4月には、べぷはちさんのお花見でも、チームを引っ張って、立派な演舞を披露してくれました。








今春中3になったMちゃん、最近は、会えば進路の話題が多いです。おしゃべりは、すっかり上達したけれど、学校での勉強はまだまだしんどいといいます。Mちゃんは、私立の中高一貫校に通っているので、公立高校進学の情報収集は自力でしないといけないようで、それもまた、大変なようです。日本の高校へ進学するか、英語圏の高校へ進学するか、まだ迷っているようです。


本人が一番納得できる進路選択をと思いますが、一般的に収集できる情報はシェアできますが、学校外部の人間なので、Mちゃんの校内での評価から具体的にどんな選択肢があるのか等、私にはわからないことが多く、もどかしいです。

2016年5月21日土曜日

体育祭

別府市の中学校で、体育祭が開かれました。Yちゃんから、「土曜日、ひまですか?」「どうしたの?」「体育祭です」そんなメールが届いて、きっと見に来てほしいんだと、時間を作ってちょっとだけですが、応援に行ってきました。転入してすぐ、おじかがあり、クラス対抗で長縄をしたのを思い出しました。あの頃は、ひっかかるのが怖くて、長縄に参加できなかったYちゃん。体育といえば、跳び箱や、逆立ち、後転など、初めてのこととなると、怖がって、見学していたYちゃん。

今日の体育祭では、クラスメイトと一緒に、笑顔で飛んでいました。こちらに気がついて、恥ずかしそうに、小さく手を振ってくれました。もしかしたら、人より、慎重で、色んなことに勇気のいるYちゃんですが、ひとつひとつのチャレンジをがんばってやってきてるんだなって、じんときました。

2016年5月17日火曜日

校長先生のリーダーシップ

今学期日本語支援に入り始めた中学校では、校長先生が、外国から転入したTくんの教育について、学校全体に目標とビジョンを示しておられます。

また、Tくん受け入れを学校にとってプラスの機会と捉え、国際理解教育、多文化共生できる生徒を育てようという空気を作っておられます。

保護者との連絡方法の工夫(学校文書をメールで送信し、通訳ソフトを活用してもらう)、日本語指導の環境整備(いろはに依頼)、担任を孤立させずチームで支える(学年主任が窓口)など、気が付いたことは先延ばしにせずに対策を講じるという、素晴らしいリーダーシップを発揮しておられます。

こうした管理職の方の工夫と応援で、子どもたちは元気に楽しく学校生活を送ることができるのだということを、感じています。


災害時通訳ボランティア募集

日頃からお世話になっている別府インターナショナルプラザ(BIP)さんが、災害対策ネットワーク(BIRD)を立ち上げました。以下、詳細になります。ご協力のほどよろしくお願いいたします。

Interpreters-in-Aid at Disasters(BIAD)

別府インターナショナルプラザ(BIP)では、今回の震災を受け、外国人のための災害対策ネットワーク(BIAD)を立ち上げることになりました。そこで、災害時にボランティア通訳としてご協力頂ける方を募集しています。実際に災害が起こった時、それぞれご登録頂いた皆さんの家の近くの避難所(学校や公民館)に行って頂き、通訳サポートをして頂きたいと考えています。英語、韓国語、中国語、タイ語等、対応可能な方を広く募集しています。今後は別府市と連携し、災害時における対応の講習会(自由参加)なども開催していく予定です。
ご登録頂ける方は、お名前、ご住所、お電話番号、何語の対応可能かを、加えて、学生さんは卒業年月日を下記までご連絡下さい。 

Beppu International Plaza established a volunteer group of interpreters-in-aid at disasters. At the last terrible earthquake, we found the necessity of people who can help international residents as well as visitors.
 "Beppu Interpreters-in-Aid at Disasters (BIAD)" is to help international people living or staying in the city with interpreting at the nearest evacuation shelter from your house in case of disaster. Now, we are inviting people to join us, and you are more than welcome!!
To register, contact below with your name, address, phone number, language you can speak, and if you are a student, the year of graduation.

Tel: 070-6595-4466
BIAD of Beppu International Plaza, 
Tomoko Ko
別府インターナショナルプラザ
災害対策担当:神 智子

2016年5月15日日曜日

ベビーカー・ベビーバス探しています

日本語教室とは直接関係ないものですが、新生児用のベビーカーとベビーバスを探しています。日本語教室に通うタジキスタンからの男の子に、可愛い妹ちゃんが産まれました!ご両親とも、日本語は話せないので、日本での出産、育児は、文化も違い、色々大変そうです。車もないので、お買い得な赤ちゃんグッズを探しにいくのも大変そうです。

9月の帰国まででいいので、ベビーカー・ベビーバスがあれば、貸していただけると助かります。新生児用のお下がり等も助かると思います。よろしくお願いいたします。

立山
mkidsiroha@gmail.com

⇒無事に、見つかりました!思い出のつまった品だと思います。さらに新しい思い出ができますように。

2016年5月13日金曜日

低学年の日本語教室

今日は1、2年生日本語教室の初日でした。プレスクールにいたこどもたちもいます。昼休みのあとの5時間目で、外遊びから戻ったばかりで、汗でシャワーを浴びたような子どもたち、笑顔がキラキラ。日本語でコミュニケーションとるのはまだ難しいですが、学校生活にはすっかり慣れているようでホッとしました。

1名を除き、こどもたちは夏に帰国を控えています。そしてみな低学年です。おそらく私が担当できる時間は10コマ程度。限られた時間数でこの日本語教室が目指すべきものはなんでしょう・・・

絵カードを見せて、ひらがなのカードで単語を作る練習をしました。例えば、椅子の絵を見せて、「い」「す」のひらがなカードを探して読む、という練習です。

挙手していいとなると、はい!はい!はい!ものすごい勢いで手が上がりますが、あててみると、「わかりません!」(笑) 在籍学級では見られないことだと支援の先生から聞きました。

日本語教室は、思い切り手を挙げて、思い切り間違えても大丈夫な場所であるようです。まずは、日本語を学ぶことを通して、いきいき発表できる場所になればと思います。



2016年5月2日月曜日

助成金

活動にあたり、助成金を申請していました。昨年度は、別府市文化国際課さんからの助成金にお世話になりましたが、留学生が活動の主体であることという条件があり、日本語教師による日本語指導を中心とするいろはの活動にはそぐわない面がありました。

今年度は、おおいた国際交流プラザさんを通して、地域国際交流団体等活動活性化補助金を受けることになりました。これで、教科書や教材費、交通費を捻出することができることも嬉しいですが、なにより、社会的な信頼を得た活動であるということが示せることが嬉しいです。ただし、この助成金は毎年の申請で、審査もあり、また、3年以上継続して受けることができません。

「教育」の分野で、しかも、外国ルーツの子どもたち支援で、自活していけるのか、自活していくべきなのか。長期的な視野で、活動がどうあるべきか、念頭におきながら・・・

来週、iichikoグランシアタで助成金交付式があります。いろはからは、日本語教師2名と、別府大学留学生1名、APU国内学生1名で参加予定です。他の団体さんとの意見交換が楽しみです。


感謝

おかげ様で、今学期の日本語支援体制が、なんとか、決まりました。小学校3校、中学校2校、計5校11名を、週1~2回ではありますが、4名と大学生で担当します。実際は、他にも気になる子どもたちの存在を耳にしているのですが、現時点ではこれが精いっぱいです。また、ボランティア活動の限界もあると思っているので、すべての日本語指導が必要な子どもたちにあたりまえに支援が行き届くよう、公的枠組み作りに向けての活動にも力を注ぎたいと思います。

このサイトを見て、お力を貸してくださるという心強いご連絡も届き、感謝の気持ちでいっぱいです。よいことも、困っていることも、情報を発信していくことで、支援の幅が広がっていくことを実感しています。

具体的には、この2週間でこんなにたくさんのありがたいご連絡が届きました。

・学校内での日本語指導に入ってもいいです
・子ども同士の交流活動でできることはありませんか
・地域での生涯学習教室で協働できることがあれば
・公民館で放課後、日本語支援できます

決して、いろはだけではできないことを、色んなバックグラウンドの皆さんのアイディアと力を合わせたら、いろんなことができるんじゃないかと、元気をもらっています。

どうぞ、これからも、ご連絡お待ちしています。つい、目の前のことにいっぱいいっぱいになりそうですが、みなさん、これからも力を貸してください!