2016年4月14日木曜日

初日

今日は、Eちゃん日本語支援、初日でした。午前中は一斉学力テストということで、3時間、取り出して一緒に過ごすことが出来ました。まず、日本語レベルチェックをして、休憩をはさんで、色々おしゃべりできました。最初はお互いに緊張していたけれど、10歳のあどけないEちゃん、家族のこと、来日前のこと、来日してからのこと、自分の国と日本の学校の違いなど、たくさん教えてくれました。動物が好き、獣医さんになるの、と言っていました。まだほとんど日本語がわからないのに、犬、猫、魚、獣医という言葉はばっちり知っていました。

休憩をはさんで、『日本語学級1』をやり進めました。これまで、校長先生が時間を見つけて日本語を教えてくださっていたとのこと、ひらがな清音の読み書きができ、知っているフレーズもあり、一気に13課まで進み、ひらがなが読めるので、メインに利用する『こどものにほんご1』にも少し入ることができました。宿題がほしいというので、ごっそりカタカナの自習できるプリントを渡しました。「自分の国にいるときは、トイレに掛け算の表を張っていたの。お客様がくると笑われるんだけど」と言ったので、カタカナ表ほしい?と聞くと、ほしいというので、トイレに張ってみて、とカラーの絵付きのポスターをプレゼントしました。嬉しそうに名前を書きこんでいました。

「日本語を覚えてほしいと、お父さんがいうから」、日本語をがんばるのだそうです。こどもの「がんばる」理由は、好きな人を喜ばせたいというのが大きいんでしょうか。がんばるといっているEちゃん、がんばってサポートしたいと思います。