2020年2月20日木曜日

100点

6年生のTくんの日本語教室の日。Tくんが手にテストらしいものを持っていました。「それ、なぁに?」というと、嬉しそうに、ちょっと恥ずかしそうに見せてくれました。100点のついた国語の単元テストです!!来日して1年ちょっとのTくんにとって、国語の授業の内容をしっかり理解するのはかなりハードルが高いと思いますが、元々本が好きで、そしてなによりがんばり屋さんということも功を奏したのでしょう。学校の先生方の声掛けやサポートも大きいと思います。答案は英語交じりで、一生懸命さがにじみでていました。こうしたテストの結果をとることが目的でもなく大事なことであるとは個人的に思いませんが、今の教育体制の中で生きている子たちにとって、自分の努力を目に見える形で伝える手段であり、自尊心を支える一つの方法なのかなと思います。なにより、この100点がTくんに笑顔と自信をもたらしたこと、素直に嬉しいです!!

このテストに書かれているように、「寿命という大きな空っぽの器の中に、精いっぱい生きた一瞬一瞬を詰め込んで」いるTくんを誇りに思うよ。