2019年7月6日土曜日

給食のこと

今日は1学期最後の授業参観でした。外国籍の子たちが6人いる小学校で、1時間前におうちの方に集まってもらいました。いくつかお話したいことがあり、ひとつは給食の事でした。ムスリムの3家族、改めて食べられない食材を書き出してもらいました。豚肉と豚肉ベースのもの(ゼラチンやスープストックなど)が食べられないことは把握していましたが、他にもえび、かに、ハラルでない鶏肉も食べられないとのこと。

昨年から別府市では給食でのアレルギー対応方針に変更があったそうで、その兼ね合いもあり、ムスリムの子たちへの配慮はできないという方向にシフトしているようです。そんな中で、4人のムスリムの子たちが在籍するこの小学校では、できるだけ、食べられない食材が1回の給食で1品におさまるように配慮してくれていました。

ただ、これだけ食べられない食材項目が多いと、給食の先生の対応が難しいのが現実だと。そこで、おうちの方たちと話し合い、牛乳、デザート、主食(ごはん、パン)だけは給食、おかずはおうちから持って来るということになりました。

子どもたちは、クラスでみんなと同じように給食が食べたい。その気持ちも大切にしたい、ということでの折衷案です。

アレルギーは間違えば命に関わること。宗教は間違えてもアクシデントで済むとの見解ですが、好き嫌いやわがままのような類でないのですから、それを尊重できる体制ができる日がくるといいと願っています。