2019年6月9日日曜日

勉強したくない

春に来日したYくん。3回目の取り出し授業でした。Yくんはアメリカで育ちましたが、お母さんが日本人で定期的に日本で過ごしていたようで、日本語でのおしゃべりはかなり上手です。ただ、漢字は小3レベルで止まっていて、日本語の読み書きは難しく、中学校での授業についていくためには、どうしても学習を支える日本語の基礎が必要です。

日本語のレベルチエックの結果も理解し、日本語の勉強をしなければこれからの学校生活で困っていくことを頭でわかっているYくん。でも、「あ~~勉強したくない」。「俺、アメリカの高校に行きたいし・・・」「先生、話しよう。オセロしながら。チェスでもいいけど。」

なかば強引に日本語の教材をやりましたが、「勉強いやだ~」に私も根負け。オセロをしながら、アメリカでのことをいろいろ話してくれました。どうやったら今必要なことについて納得して進めるのか。とにかくYくんの気持ちに向き合っていくしかないでしょうか。もう少しじっくり話ができたら。週末、どこか一緒にお出かけでもできたらいいな。日本語を教えること以外の部分が多いんじゃないのかと思うこの頃です。