2019年6月9日日曜日

わざと下手に

小学5年生でオーストラリアから来日したNちゃん。希望の高校に進学しました。彼女はグローバルコミュニケーション科のある高校を選びました。11歳まで英語圏で育った彼女にとって英語は母語であり、それを活かしての選択だったのだろうと想像しています。先日、同じクラスの子と会う機会があり、「Nちゃん、元気にしてるかな?」と尋ねてみました。「うん。でもね、この間英語のプレゼンテーションでね、英語の発音が日本人みたいなの。わざと下手に発音してるんじゃないかな」それをきいて、胸がぎゅうっとなりました。ある意味、日本の学校文化というか、なんというか、それらを無意識的にでも感じ取り、彼女なりに協調したいとか、サバイバルしていこうという方略なのかもしれません。それが「わざと英語を下手に発音する」ことなのかと。Nちゃんが伸び伸びと自分らしさを発揮できる学校生活になるよう・・・何ができるでしょうか。変わらなければいけないのはNちゃんではなく、そうさせてしまう日本の風潮だと思うのです・・・。Nちゃんに会いたいです。