2018年7月4日水曜日

星に願いを

M小学校での日本語教室。3時間目は中国からのUくんとの時間。小6のUくんは、来日して1年以上が経ち、生活言語はぐんぐん伸びているので、日本語の時間は書くことに力を入れています。

今学期から始めた「成長ノート」には、Uくんができるようになったことを些細なことでもいいので作文にしてもらっています。1年後、この成長ノートを読み返したときに、少しでもUくんの自信になってくれたらと願いながら。

今日は、気持ちを表わす形容詞をたくさん紹介しました。聞いたことがあるものがほとんどだったようですが、うらやましい、気まずい、くやしい、なつかしいなどの言葉は初めてだったようです。短い文を作ってもらうと、「給食のとき、友だちが先に食べて、おかわりがなくなって、くやしかった。」とか、「給食のとき、友だちのほうがぼくより多くて、うらやましい。」という給食シリーズが多くて、大笑いでした。

そんな、ユーモアを忘れないUくん。もうすぐ七夕ということで、持ってきた小さい笹に、お願いごとを書いて飾ることにしました。堂々と書いてくれたお願いは

「友だちがほしいです」

胸がぎゅーっとしました。私はUくんの教室での姿を知りません。そういえば、Uくんの成長ノートに登場する友だちは、中国の友だち・・・。もう来日して1年になるのに、言葉はどんどん上手になるのに、友だちと呼べる人を作るのは、難しいね・・・。