2018年3月7日水曜日

巣立ち

小4の終わりに来日したEちゃん。小5、小6と2年間、週1回ですが日本語の勉強を一緒にがんばってきました。初級のテキストを2冊終え、漢字を440字終え、日本語支援も一区切りで終わることになりました。初めて会った時は日本語ゼロだった彼女と、こんな風に日本語でいろんなおしゃべりができるようになる日がくるなんて、思えば夢のようです。取り出しは週1回ですが、困ったことがあれば、電話をくれ、「先生、あんな・・・」と流暢な別府弁で、色々質問できるくらいになりました。

最後の取り出しでは、卒業式の個人コールを一緒に考えました。個人コールというのは、卒業証書を受け取る際にする短いスピーチだそうです。

「日本に来たときは、全然日本語ができなくて、とても大変でした。でも、友だちのお陰で、乗り越えることができました。ありがとう。中学に行ってもよろしくお願いします。」

Eちゃんは「先生にもたくさん教えてもらったと言いたい」と言ってくれました。Eちゃんのその気持ちはいつも十分受け取ってるよ。

中学に行っても、まだ教科を理解するための日本語支援は必要だとは思うけれど、Eちゃんにはそれを乗り越えるだけの土台と、友人関係ができたね。誇りに思います!心から・・・卒業おめでとう。