2018年3月7日水曜日

大きくなったら

今日はUくん今年度最後の日本語教室。いつもの日本語の教科書はせずに、合同新聞の子ども版GODOジュニアの中の、「大きくなったら」の記事を読みました。同じ世代の子たちの将来の夢ランキングをクイズ形式で当て終わり、「15歳のぼくは~をしています」「20歳のぼくは~をしています」「30歳のぼくは~をしています」というテンプレートを埋めていくことに。

15歳のUくんは、「バスケットボールをしています。」
そこから、全く進みませんでした。
高校、大学にも行かないと言います。おばさんのお店でお皿を洗うと言います。

中国だったら?というと、大学に行くよ!と顔が明るくなりました。日本だったらどうして高校や大学に行かないのか尋ねると、日本語ができないから、と。
ショックでした。いつもにこにこ笑顔のUくんですが、小5にして、もう、先のことを「日本語の壁」で閉ざしているということが、とてもショックでした。

GODOジュニアの記事にはいろんな職業が出てきましたが、どれもUくんは違うと言います。そして、

「30歳のぼくは、大きな家をお母さんにあげる。」と書きました。

中国語のできない私には、Uくんと細かい話はできません。少し先を生きている外国からのお兄さんお姉さんたちと、Uくんが色々語り合える機会をつくりたいと思います。もっと、Uくんの中の「大きくなったら」を広げたいと思います。