2018年3月24日土曜日

就学前日本語教室

別府には新年度から日本語ゼロで小学校に転入する子たちが3名います。その子たちを対象に4回、就学前日本語教室を開くことになりました。親子で参加してもらうので、子どもたちも安心した表情です。初回は、登校する小学校探検。学校と市教委の方に協力してもらい、一緒にスタンプラリーしながら、学校の中を歩き、日本の小学校のこと、学校での文化や習慣の違いを親御さんに訳してもらいながら、説明。どんな科目があって、何が必要なのか、給食のこと、掃除のこと、上靴のこと、置き傘、トイレ事情などなど・・・母国とは異なることのオンパレード。親御さんを介して母語で説明してくれるので、こどもたちもどんどん質問。

なにも知らないまま言葉も習慣も異なる国で学校生活をスタートさせるよりずっと、こんな風に「予習」できたら、こどもたちは安心できるんじゃないかと思いました。

日本語教室も、親子で参加してもらい、学校ですぐ使えると友だちになれそうなフレーズ、挨拶、日本語にはひらがな、カタカナ、漢字があること、その違いや役割などを親御さんの母語を介して一緒に勉強。時にはことば遊びを親子で対決してもらったり(笑)子どもたち、とてもリラックスしていい顔でした。

日本語のほんの入り口ですが、来日したばかりのこどもたちに完全直接法で教えるより、こうして母語を介して説明できるのは、とても効率がよいなと感じています。

今回、「就学前日本語教室」と名付けてやってみましたが、もう少し呼びやすくてなじみやすい名称に変えたい(笑)今後は、大学生にも力を貸してもらいながら、決まった時期に開催できるようにと思います!