2016年3月22日火曜日

熊本出張


「日本語指導が必要な児童生徒に対する支援のあり方に関する研究」に関して、熊本へ行ってきました。

http://www.apu.ac.jp/rcaps/rcrcmc/aboutus/projects_ja.pdf

八代市教育委員会、熊本市教育委員会、熊本市日本語指導センター校(黒髪小学校)への、日本語指導に関する聞き取り調査が目的です。そして、熊本県内で活動されている外国から来た子ども支援ネットくまもとの方とも色々お話をお伺いすることができました。

熊本も、大分同様、典型的な散在地区(1校あたりの日本語指導が必要な児童生徒が5名以下)ですが、支援制度が改善されながら定着している市町村が確実に増えてきている先進事例といえます。制度開始の経緯や、具体的な支援内容、制度の評価、問題点など細かな質問にも、それぞれの立場の方々、とても丁寧に対応してくださいました。

特に、現場で活動しておられる先生方の声は、心に響きました。支援ネットの方々のこれまでの歩みから現在に至るまでの奮闘、そしてセンター校の先生のたゆまぬ工夫と蓄積、こうした現場の方々の努力が制度改善へと繋がっているのだと思います。

これまでの先進事例の調査結果も併せて、今後、別府市が参考にできる部分を検討し、提案できる形に持っていけたらと思います。