2023年5月29日月曜日

図書室という故郷

 中学校での取り出し日本語の授業、図書室でしています。いつもそっと、司書の先生が見守ってくれている環境です。さりげない心遣いがあたたかいです。

今月はあじさいまつり、たくさん本を読んでもらうために、司書の先生や図書委員のみなさんは工夫しています。その一つ、読書ビンゴ。いろいろなジャンルが書かれたビンゴ、読んだら埋めていって、ビンゴになるとプレゼント(+1券やしおり)がもらえます。よく見ると、英語バージョンのビンゴ用紙が!

他にも、多言語・多文化に関する図書を集めてコーナーをつくってくれたり。(周りの子たちに関心を持ってもらうきっかけづくりに)

日本語を学ぶ子たちが読みたくなるような本をリサーチしてくれたり、リクエストを聞いてくれたり

そっと、言葉がなくてもコミュニケーションできるゲームを持って来てくれたり

昨年度、在籍学級になかなかなじめず、いつも図書室にいたKくんにとって、ここは、なくてはならないあたたかい場所だったのだと思います。今では在籍学級にしっかり居場所ができたKくん、図書室はきっと・・・校内の小さな故郷かもだね。