2022年6月22日水曜日

水泳物語

 コロナ禍で2年間なかった水泳の授業が今年度、再開しました。

外国からのこどもたちにとっておそらく、水泳の授業は学校文化の中でも大きな違いを感じるアクティビティのひとつだと思います。それで、親御さんたちには、揃えてほしいもの(水着、ラップ型のバスタオル、ゴーグルなど)を伝えて、こどもたちとは「体操します、泳ぎます、シャワーを浴びます」など水泳に関する動作動詞や語彙を扱って、「きっとこれで大丈夫!」と思い込んでいました・・・

水泳当日、プールセット一式を忘れて泣き出すAちゃん。親御さんに届けてもらうことに。

ムスリムのNちゃん、水泳用のヒジャブに着替えるために別室を用意。それなのに、着替えをのぞき込んでくるお友だち・・・「やめなさい!!」雷を落とします。

Bちゃんは水泳キャップを忘れてしまい、見学になり、とても落ち込んで・・・

一度も泳いだ経験がないというHくんは相当不安そうで・・・水泳が終わって着替えたとたん日本語教室にきて"I almost got turned to an ice statue!!"といい、体を温めるために、日本語教室の中をマラソンしていました。

みんなが無事に水泳を楽しめるようにと・・・、配慮してきたつもりでしたが予想外の出来事が立て続き、どの子にもちょっぴり切ない水泳物語ができてしまいました。2回目以降の水泳は、スムーズにできるようにサポートしていかないと思います。