今年も高校の先生方を対象としたグローバル教育研修に関わる機会をいただきました。「協働する力の育成を目指した体験的参加型授業」ということで、今回もワークショップを中心とした時間になりました。
ワークの最初と最後に同じ質問を投げかけてみました。「あなたにとってグローバル教育とは?」様々な答えがありました。「世界のつながりを多面的に思考する力を身に付けること」「自分の身の回りのことを知ることがグローバル教育の始まりである」「イマジネーション」「ココではないドコかダレかに想いを馳せるコト」「知識・想像・判断」「世界と日々の生活をつなげる」・・・
グローバル教育研修に関わるたびに、私自身も自問自答します。
ワークを通して、極端な地球規模的不均衡、不平等、私たち自身もその輪の中にいる当事者であることを知るわけですが、知った上でどう考え、どうふるまっていくのか。改めて、これからの時代を生きていく上で考えていかなければいけない課題を、こうして、高校の先生方と共に考える機会があるように、ごくあたりまえに高校生たちにも考える機会が増えていけばと思います。
Sちゃん、7歳のお誕生日。Sちゃんのおうちには、タジキスタンの料理と、ママさん手作りのおっきなケーキ!笑顔いっぱいのSちゃん、お誕生日おめでとう☆彡これからも元気いっぱい、のびのび大きくなってね。
明日の朝5時には発つというFくんに、お別れをしに行ってきました。仲の良かったお友達から集めたメッセージを寄せた色紙を見て、照れくさそうに微笑んでいました。
わくわく広場では、やんちゃで、わがままぶりを発揮することの多かったFくんでしたが、日本語の指示がわからないことが気づかれないようにする様子や、ふと見せる不安そうな顔、答えが合ったときのはじけるような笑顔、そしてがんばってクラスの勉強についていこうとがんばっていた姿を知っています。この1年間のひとつひとつの出来事が、Fくんの成長に繋がったと信じています。
お母さんが言っていました。大きくなったら日本に留学してほしいなと。また会える日を楽しみにしているね!
高校に日本語ゼロの状態で留学してきたものの、日本語指導のシステムがないままに、過ごしている生徒がいるということで、日本語教師ふたりで、4日間だけですが、夏休み中に集中して日本語の初期指導をしようということになりました。
バスケで留学しているというだけあって、身長は2m超え、足のサイズは32㎝!サポートについてきてくれたバスケ仲間の留学生先輩も同じく身長2m超え・・・教室で、158㎝の私は、大きな男の子ふたりに挟まれての授業でした(^^;
ひらがなは読めるということで、とにかく、初級の10課までの基本文型を習得してもらうべく、どんどん進めました。さすが高校生、母語訳の解説文を見せると、スッと理解して、的を得た例文を作ることができます。ただ、たくさんでてくる語彙を一気に覚えることは難しく、自宅での復習は必須です。宿題にカタカナの母語訳付きのプリントを渡すと、次の回でのカナカナ小テストもよくできていて感心しました。
これまで、義務教育である小中学校へ転入してきた子どもたちのサポートが中心でしたが、高校でもこうした日本語指導が必要な生徒たちが存在するということ。これからの日本の教育が外国からの子どもたちを受け入れていく上で、環境整備を進めていかなければと改めて感じています。