2022年5月17日火曜日

おさがりの輪

 インドネシアからのAちゃん、転入して1か月が経ちました。転入してすぐラマダンで、給食やお祈り、まだ日本語でコミュニケーションできない状態の中、周りの子たちとは違う動きをしないといけなくて、また、スポーツテストや健康診断などの行事が立て続き、戸惑いながらもいつもやさしい表情で本当によくがんばっていると思います。

先週は今年度初めての授業参観でした。Aちゃんのおうちの人とクラスのおうちの人との間で、水彩道具の話題になったそうで、クラスのお友だちの兄弟が使っていた水彩道具をおさがりでいただくことになり、とてもあたたかい気持ちになりました。そして、「ありがとうのお手紙を書きたい」といって、お礼の手紙を書いたAちゃん。Aちゃんのやさしさにもじ~んときました。

ランドセル、エプロン、体操服、書写の道具、算数ボックス、裁縫セット・・・学年にもよりますが、学用品を揃えるのは経済的にも労力的にも負担が大きく、「おさがり」をもらうという選択肢があることは、とてもうれしいことだと思います。

今回、Aちゃんの他にも外国から転入してきたこどもたちが複数いて、保護者つながりで声掛けあって、学用品の「おさがり」がたくさん集まりました。

これからも、M小学校の中で、おうちの方たちも交えて、あたたかい「おさがり」の輪が広がったらいいなと思います。