2019年5月19日日曜日

授業の内容がわかりたい

1月にベトナムから来日した小6のHくん、大学院に留学中のお母さんの同伴家族です。あと1年半後にはまたベトナムに戻ります。日本に来て、生活言語は少しずつ身につき、お友達とのコミュニケーションができるようになってきています。

家庭訪問でのこと。お母さんからお願いがありました。Hくんは算数が好きで、なんとか授業についていっている。でも理科や社会の授業の内容がほとんどわかっていないようなので、今習っている章や少し先に習う章のキーワードだけでも教えてもらえたら、内容をインターネットで調べて予習させられるかもしれないとのこと。

Hくんは、ベトナムでバイリンガルスクールに通っていたので英語がかなりわかり、英語が大好き。そこで、3冊の本を買うことに。

『英語対訳で読む日本の歴史』じっぴコンパクト
『英語対訳で読む理科入門』じっぴコンパクト
『英語対訳で読む算数・数学入門』じっぴコンパクト

どれも、中学生レベルの比較的平易な英語で、小・中学校で習う基礎知識を説明した本。
英語を身につけたい日本人向けに作られた本かもしれませんが、Hくんのニーズにも応えてくれる本でもあります。ペーパーバックでどれも1000円以下というのも嬉しいところ。(できれば学校図書室においてほしいなぁ!)

日本史の本をHくんに渡すと、なんと一晩で読んでしまったそうです!英語で書かれているので、直接、社会の日本語用語がわかるようになるわけではありませんが、少なくとも、学習する内容を知った上で授業を受けるのと、そうでないのとでは気持ちが全然違うと思います。ベトナムで高校進学することになるHくん、日本語だけでなく英語で学習用語が理解できることはプラスだと思います。そして、学びたい気持ちの強いHくん、日本語でも授業が楽しめるようサポートしていきたいと思います。