2018年12月7日金曜日

こころが追い付かない

Sちゃんとの出会いは約1年前、日本語サポートを得るためにまずは日本語レベルチェックをということで小学校で会いました。あの時と、今ではまるで別人のように日本語が上手になったSちゃん。学校でも居場所つくり体制ができて、わくわくにも時々来るようになって、よかったって思っていたのに・・・

たくましく適応していっているように見えていたSちゃんのこころは、壊れかけていたこと。いや、もうどうしていいかわからないくらいに壊れていたことに、気づいたのが遅すぎて・・・もう、少なくとも今は日本で暮らしていける状態ではないと。何をするのが正しいのかわかりませんが、今は母国に帰ることしか答えが見つからず・・・

国に帰っても、連絡が取りあえるようにしたいと思います。こころが元気になってまた戻って家族みんな揃って暮らせる日がくるように。

今学期になって・・・3人のこどもたちが国へ帰ります。

あらためて、思います・・・こどもが大人の事情で国と国を行ったり来たりすることに、こころが追いつかない子がいるということ。そんなときおうちの人は言います・・・こどもに「わがままだ」とか「あなたのためなのに」とか「わかって」と。本当に「わがまま」なのは、誰ですか・・・「わかって」あげてと思ってしまいます。