今年も日本語教室に小さな笹を飾り、お願い事や飾りを作って、絵本を読んで、小さな七夕をしました。
日本語教室なので、「~ように」の文型を教える機会にするかどうか、ちょっと悩みはしますが・・・「~ように」が使えるようになることよりも、母語で思いっきりお願い事を考えて書くほうが、心にいい気がして、今年も「好きなことばで」書いてもらいました。
天の神様は何語でもわかるの?いくつお願いしてもいいの?という質問には、何語でもいいけど名前を書き忘れないほうがいいと思う、ということと、お願いごとはいくつでもいいよと答えました。
こどもたちのお願い事って、どういう感じだと思いますか?
〇〇が欲しいと、物をお願いする子は意外かもしれませんが、いませんでした。
5人のこどもたちがみんな共通して書いていたのは、「ともだちができますように」「日本語が上手になりますように」・・・
こどもたちの願いがはやく叶うよう、わたしにできることをがんばらねば・・・!!
そして、「みんなみたいに肌が白くなりたい」「日本人になりたい」という願うAちゃんに、あなたはあなただからそのままで、すごくステキだよと伝えました。Aちゃんが、周りのみんなと「違う」ことをいやだと思う気持ち・・・そんな風に思わせてしまうということは、つまり、残念ながらそういうホスト社会なんだろうと思います。
変わるべきはAちゃんじゃないよ、多様なものを豊かなことだという価値観が育ちにくい社会のほうだと、私は思うよ。