2024年7月5日金曜日

お弁当を持ってくるということ

 ムスリムの子たちは、お弁当を持参します。(いつか給食がハラル対応できる日がくるといいなと思います・・・以前は、学校毎に給食を作っていて、個別対応してくれる時代もありました)

保健室の先生から、暑くなって、季節柄お弁当が悪くなるといけないから、保冷剤を使ってほしいと言われ、確かにと思い、おうちの人に伝えることにしました。伝えるといっても、保冷剤をお持ちでないかもしれないと思い、家庭訪問する形をとりました。

暑くなるからお弁当の袋に保冷剤を入れてほしいとお願いすると、あったかいランチを食べさせたいのに、なぜわざわざ冷やさなければならないのか?と。逆に、水筒は冷たいほうがいいのに、ぬるくなってしまうことを相談されました。

水筒については、魔法瓶の存在を伝えました。高いけれど、何年も使えるもので、保冷も保温もできることを伝えると、納得されたようでした。

お弁当の保冷剤は、納得いかなかったのでしょう、使わないままでした。もしかしたらお弁当を持っていくという文化そのものがないのかもしれません。

そして・・・お弁当を持ってくるムスリムの子に、食中毒で入院するという事態が起きてしまいました。お弁当が原因かどうかわからないですが、猛烈に責任を感じました。もっと丁寧に、事例を挙げて伝えるべきだったと。その後、お弁当は事務室の冷蔵庫に預かり、食べる前にレンジで温めるという対応をすることにしました。最初からそうすればよかったと反省・・・

もう食中毒が起きないよう、こどもたちの健康を守らねば!