2024年6月2日日曜日

ムスリムのこどもたち

 小学校の先生が、「モスクへ行こう」という会を企画してくれ、参加させていただきました。モスクが校区にある小学校に通う3人のこどもたちが、モスクに来ていました。普段学校ではかぶらない帽子やヒジャブをかぶり、私にコーランを読んで聞かせてくれました。その顔はとても誇らしげで、そして、とてもうれしそうで。毎日夜8:00~1時間、コーランの勉強をしているといっていました。

まだ10歳前後の子たちですが、ちょっとした会話でも、ガザや、イスラエル、イランのこともでてきて、ちょっとした表現の中にも神様がでてきて。クラスでは、遊ぶ友だちはいるけれど、なんでも話せる友だちはいないと口をそろえていいます・・・こうした外国につながる子どもたちは、「文化間移動をするこどもたち」と呼ばれることがありますが、モスクでの子どもたちを見て、確かにそうかもしれないと改めて感じました。一歩学校にくれば日本の学校文化が広がっていて、家やモスクではムスリムの世界が広がっていて、毎日、そこを行ったり来たりしているのだなと。

どちらもこどもたちひとりひとりにとって大切な生きる場所

子どもたちがそのどちらでも生き生きと過ごせるよう、私自身学びながら工夫をしていきたいと感じた日でした。