2020年4月13日月曜日

日本語ボランティア募集

別府市の小・中学校の始業式は4月20日です。新しく入学してくる子どもたちの中には日本語指導が必要な子たちがいます。現在の公的な日本語指導体制はまだ限定的なため、ボランティアでサポートしてくれる方の存在が求められています。

小・中学校で在籍学級に入り、子どものそばでやさしい日本語への置き換えや、母語でのサポートができる方(現在把握している子たちの母語はウルドゥー語、ベトナム語、英語、中国語)

学生の方も大歓迎です。興味のある方、ご連絡お待ちしております。

mkidsiroha@gmail.com(立山まで)

2020年4月2日木曜日

マスクの贈り物

中国からの留学生から連絡がありました。
「今、中国にはマスクがたくさんあります。先生にあげたいです。」

お世話になった先生たちで使ってほしいと、100枚もののマスクを持ってきてくれました。Sくんは、いつも一番前の席で授業を受ける熱心な学生さんでした。2か月ぶりに会うSくんは、ますます色白になっている感じでした。春休みは中国に帰らず、アルバイトもなくなって、ずっと家にいるのだそうです。

中国からの留学生ということで、日本で肩身の狭い思いをして過ごしているのかもしれません。そんなSくんが、わざわざ中国の家族に頼んでマスクを送ってもらってこうして日本語の先生たちにと渡しに来てくれたこと。マスクよりもなによりも・・・その気持ちがとても嬉しかったです。

これから新学期に出会う留学生たち、こんな大変な状況の中、異国での新生活をスタートする彼らのそばで、微力ながら誠心誠意、できることに全力を尽くそうと思います。


2020年3月17日火曜日

ミチムラ式漢字学習法

先月漢字検定を受けた中1のふたり・・・合格していました!(嬉)
ひとりはアメリカに帰国したので郵送で合格通知を送ります。もうひとりの中国の子にはおうちに届けにいきました。満面の笑みで、次の級の漢字を勉強したいと言ってくれたので、対策プリントと、「ミチムラ式漢字カード」を持っていきました。

https://shop.kanji.cloud/

信頼する日本語教師の方のおすすめで出会いました。コロナの件で臨時休校になってすぐ、無償提供を企画してくださり、応募しました。漢字学習はカード式が効果的だと思い、これまで自分で漢字カードを手書きしていたのですが、ミチムラ式の漢字カードはよく研究されていて、リズムよく唱えられ、音読みの熟語が載っているのがとてもいいと思います。外国からの子は、漢字の多さに途方に暮れてしまう子もいます。しかし、日本の学校に通う限り、どの科目のどの教科書も、漢字だらけで・・・漢字を避けるわけにはいかないのが現状です。たくさんの漢字をたくさん書いて覚えるドリル学習より、カードで熟語ごと意味と読みを理解することのほうが効率的だと感じています。。書けることよりもまず意味と読みがわかるようになること。

ミチムラ式漢字カードおすすめです!

2020年3月5日木曜日

新型コロナウィルスの件

新型コロナウィルスの件で、臨時休校になった日、家庭訪問をしました。学校や幼稚園からの日本語がぎっしり書かれたプリントを、できるだけ簡潔に説明しました。
日本では、日本語での情報が主で、外国から来た方たちは情報弱者になりがちだと感じています。

大分県が出している新型コロナウィルス関連の情報(多言語版)です。必要そうな方がまわりにいたらシェアしてください。


2020年3月1日日曜日

また会う日まで

一昨日臨時休校が決まって、突然幕を下ろすことになった3学期。

日曜日、電話がなりました。「先生、俺。寮に来て。」「誰?・・・Sくん?どうしたん?」「俺、もう帰るから。先生に辞書、返さなきゃ。今から来て。」30分後、Sくんのところに着くと、寮の前にはたくさんのクラスメイトが集まっていました。使い込んだ電子辞書を返してくれ、恥ずかしそうに「ありがとう」。友達に囲まれながら別れを惜しまれているSくんの笑顔。

今年度いっぱいで帰国するつもりだったようですが、新型肺炎の日本での感染拡大を受け、母国に入国拒否される前に急遽帰国を決めたようです。

1年間、親元を離れ、親戚もだれもいない土地で、がんばっていたSくん。まだ中1、甘えたいこともある年頃で、日本語の勉強、教科の勉強・・・もがく姿を見てきました。これだけがんばれたこと、きっと大きな自信になったと思います。5年後、10年後・・・S君が世界のどこにいたとしても、Sくんの日々が今よりもずっとずっと輝いていることを信じています。


2020年2月20日木曜日

100点

6年生のTくんの日本語教室の日。Tくんが手にテストらしいものを持っていました。「それ、なぁに?」というと、嬉しそうに、ちょっと恥ずかしそうに見せてくれました。100点のついた国語の単元テストです!!来日して1年ちょっとのTくんにとって、国語の授業の内容をしっかり理解するのはかなりハードルが高いと思いますが、元々本が好きで、そしてなによりがんばり屋さんということも功を奏したのでしょう。学校の先生方の声掛けやサポートも大きいと思います。答案は英語交じりで、一生懸命さがにじみでていました。こうしたテストの結果をとることが目的でもなく大事なことであるとは個人的に思いませんが、今の教育体制の中で生きている子たちにとって、自分の努力を目に見える形で伝える手段であり、自尊心を支える一つの方法なのかなと思います。なにより、この100点がTくんに笑顔と自信をもたらしたこと、素直に嬉しいです!!

このテストに書かれているように、「寿命という大きな空っぽの器の中に、精いっぱい生きた一瞬一瞬を詰め込んで」いるTくんを誇りに思うよ。



2020年2月19日水曜日

贈る言葉

階段を上っていると、6年生の掲示板に担任の先生からの素敵な贈る言葉たちと、大きな虹のかかった校舎の写真が目に留まりました。そう、始業式の日、小学校の上にはとびきり大きな虹がかかっていました。「6年最後の学期、すてきな日々になりそうな予感」とあたたかいメッセージが添えられていました。

そしてTくんに、かかれた短歌集のメッセージをいくつか説明してみました。「うん、うん」と共感している様子でした。今のTくんを見ていると、楽しいことばかりではないかもしれないけれど、一生懸命に日々を生きていると感じます。あたたかい先生たちの寄り添いも沁みました。

「やることはわかっているけど変われない 
低空飛行したままでいる」 『写真短歌部 放課後】タクマクニヒロ