今日は3学期の始業式でした。外国からふたりの子どもたちが新しく転入することになりました。年明け、ひょっこり学校に来校され、始業式前日に急遽、保護者、本人、学校、市教委、日本語指導員で学年決定と入学ガイダンスをし、本日無事に登校し始めました。
今回は兄弟での転入で、一人の子は1月生まれの子で、母国では9月が年度初めのため3年生になってまだ3か月。4月が年度初めの日本の3年生は既に10か月目。つまり、7か月分、遅れを取り戻さないといけないことに。日本語も全くわからない上に、7か月分も教科学習が遅れているのはかなり大変だということを親御さんと本人に伝えました。学校としては、下学年に編入することも構わないと伝えました。そして、算数の問題をいくつか解いてもらい、未習と既習を確認しました。
親御さんも、下学年にしたほうがよいかも・・・と母語で語りかけていました。すると、Zちゃんの目から涙がぽろぽろ・・・これまで母国で勉強を一生懸命がんばってきた、これから下の学年になるはいやだと。本人は「がんばるから」と。
みんなで話し合い、3年生を選択するということになりました。本人の気持ちを尊重して、親御さんも、学校も一緒にがんばろうと。私も日本語のお手伝いを精いっぱいがんばることで応援します。
そして今日の初日。昨日会ったときには日本語の挨拶も知らなかったふたり、覚えたての自己紹介、全校生徒の前で立派にできました。ふたりとも日本語ゼロ初級で、今日はみっちり2時間、楽しそうに日本語教室でサバイバル日本語を覚えてくれました。Zちゃんの日本語教室での様子を見て、学ぶことをとても嬉しそうにしているこの笑顔を、もっと笑顔にしたいと思いました。先生たち力を合わせて伴走するから一緒にがんばろうね。
2020年1月9日木曜日
2019年12月13日金曜日
2019年12月5日木曜日
アフガニスタンからの便り
「アフガニスタン」という言葉がニュースに出ると、いつもドキっとします。これまで別府で8人の子たちと日本語を勉強してきたのもあって、帰国した子たちや家族の安否が気になるからです。
今回の中村哲さんのことで、3人のおうちの方から「我々の大切な英雄が亡くなった」「申し訳ない」というメッセージが届きました。今回のことで、私たち日本人と同じように、もしかしたらそれ以上に悲しみに打ちひしがれている人たちがアフガニスタンには大勢いるということかもしれません。
地理的にも人としてもどこか遠い国のように思われているかもしれないアフガニスタン。私が出会ったアフガニスタンの子どもたちは会えば抱きついてくれるような人懐こさで、おうちの方も、近くにいけば「上がっていって、お茶でも飲んでいって」と心底あたたかい人たちばかりでした。きっと中村さんも、そんなアフガニスタンの人たちのことを心から敬愛されていたのでしょう。これからもたくさんの人たちの心に生き続けてください。
2019年11月23日土曜日
「多文化に生きるこどもネットワーク大分」研修会
6月に生まれた「多文化に生きるこどもネットワーク大分」、第3回目の研修会があります。熊本で長年、外国につながる子どもたちと共に歩まれておられる先生方を講師にお招きします。熊本は、先生方のご尽力も大きく、日本語支援の体制もかなり整備されつつあり、大分にとって学びたいことがたくさんあると思います。どのような立場で外国につながる子どもたちと関わっている方でも是非、ご参加ください。さまざまな立場の人たちのつながりの輪が広がることも大切なことだと思います♡


2019年10月31日木曜日
2019年10月28日月曜日
アイデンティティ
Hくんの小学校では一週間に1回、地域のボランティアや保護者の方による読み聞かせの時間があります。Hくんのお母さんに「読み聞かせしてみませんか」とお声かけすると、快く引き受けてくれました。きれいなベトナムのアオザイ姿でお越しになり、「息子にベトナムの服を着て
きてほしいとお願いされたので」と照れたような嬉しいような顔でおっしゃいました。英語で読むか、ベトナム語で読むか悩んでおられたので、是非、ベトナム語でと提案しました。「クラスの子たち、わからないでしょう?」と心配されたので、「わからなくても、絵を見て想像してもらったらいいと思うし、ベトナム語の音に出会う機会になったら」と言ったら、笑顔でベトナム語で読み聞かせしてくれました。クラスの中でベトナム語を話したことがないHくんの教室に響いたお母さんのベトナム語。お母さんの読み聞かせを聞いているHくんの誇らしそうな表情は忘れられません。普段なかなか意識することのない「アイデンティティ」、母語はその中でも大きい存在だと思います。クラスの子たちにとっても、いつものHくんと反対の立場を体験して(知らない言語に包まれるという体験)いろいろなことを感じる機会になったらいいなと思います。
きてほしいとお願いされたので」と照れたような嬉しいような顔でおっしゃいました。英語で読むか、ベトナム語で読むか悩んでおられたので、是非、ベトナム語でと提案しました。「クラスの子たち、わからないでしょう?」と心配されたので、「わからなくても、絵を見て想像してもらったらいいと思うし、ベトナム語の音に出会う機会になったら」と言ったら、笑顔でベトナム語で読み聞かせしてくれました。クラスの中でベトナム語を話したことがないHくんの教室に響いたお母さんのベトナム語。お母さんの読み聞かせを聞いているHくんの誇らしそうな表情は忘れられません。普段なかなか意識することのない「アイデンティティ」、母語はその中でも大きい存在だと思います。クラスの子たちにとっても、いつものHくんと反対の立場を体験して(知らない言語に包まれるという体験)いろいろなことを感じる機会になったらいいなと思います。2019年10月26日土曜日
わくわくハロウィン!
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